新しい場所 2 ページ9
1時ちょうどにインターホンは鳴った。
というか、ほんとに1時ぴったりだ。もしかして、1時前から待ってたのかな?
「おはよう」
「お、おはようございます」
緊張して上手く挨拶が出来なかった。夏油さんは私の服装を見て「うん、動きやすい格好だ」と確認すると、「似合ってるよ」と付け足す。
第一印象は大事だと、悩み抜いて決めた服だったけど、まさか褒められるなんて、顔、赤くなってないよね?
「それじゃあ、行こっか」
夏油さんは昨日、呼び捨てで良いと言ってくれたけど、年上だし、カリスマ性があるというか、『夏油様』と呼ばれてるだけあって、呼び捨ては無理そうだ。
「どうかした?」
「いや、大したことじゃないんですけど、髪の毛が綺麗だな〜って」
私よりも長い髪は、太陽に照らさて綺麗な艶があった。男の人の髪の毛って、女の人の髪の毛とは質がちょっと違うっていうけど、ほんとなのかな……
まじまじと髪を見つめる私が面白かったのか、くすりと少し笑うと、嬉しいそうに、愛おしいそうに「今朝
、菜々子がとかしてくれてね」と教えてくれた。
「彼女さんですか?」
「ううん、家族さ」
「家族……?」
妹や、姉とは言わず"家族"と表現するのには何か理由があるのだろうか。
「ついたよ」
足を止めて、右側を見る。
神聖な雰囲気に包まれたお寺がただならぬ存在感を発している。
呆気に取られる私に、手が差し伸べられる
「今日から君も"家族"だよ」
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食べられた?(プロフ) - あ ま ね 。さん» 初めまして〜!ありがとうございます。嬉しいです(*^^*)パパ黒良いですね。私もそう呼ぼうと思います☆ (2021年2月2日 14時) (レス) id: 5628ab8247 (このIDを非表示/違反報告)
あ ま ね 。(プロフ) - はじめまして!!挿絵素敵すぎます(>_<)私は甚爾さんのことパパ黒って呼んでます~! 更新楽しみにしてます! (2021年2月1日 11時) (レス) id: 36c644cd03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:食べられた? | 作成日時:2021年1月27日 17時