『…。』 ページ22
『はぁ、もういい？殺しても。』
妾は、この言葉に冷や汗が出た。
この状況を見ていた男たちも、顔を真っ青にしていた奴もいた。
『こんな攻撃何にも効かない。じゃあ、お休み。』
笑顔を見せた。あやつは、妾達に殺気ものせずに純粋な笑顔を見せた。
『モードチェンジ。殺戮機械［キリングマシーン］。』
ハンコック「…！髪が白に…！？」
あやつの髪は黒髪から白へと変わり、目も変わった。白目は黒色。黒目は赤色と、この世にいない化け物へと変貌した。
(イメージは東京喰種の眼)
『びっくりした？冥土の土産にでもしなさいよ。』
ハンコック「おぬし…一体…」
『あ、私の正体？え〜っとね、二重人格？とか。たぶん今私の中にいる本体はあの時、エースが自分を必要とされてない人間と思っているから『エースは悪い人じゃない。』って言いたかったんだろうね。』
エース「A…。」
『相変わらず優しいよねぇ。でも、私こういう展開反吐が出るほど嫌い。だって、人って裏切り裏切られの世界にいるのだもの。』
マルコ「やっぱり、あの言葉は伊達だな。お前は優しいはずだ。決して人を裏切ることなんてしたくないはずだ。」
『本体は、ね。』
マルコ「俺たちを敵にまわしていたのも、アイツが俺らに被害がないように仕向けた演技だって事だよぃ。」
ロー「…。」←気配を消していた
『…これは違う。本当に裏切ったのは本体。お前らもあの学校の奴らと同じだからな。』
エース「…！」
ズッ…！
と、空気だった妾はとんでもない行動に出た。
あの娘を、呆然としていたマリーが手に持っていた刃物で刺したのだ。
それは、妾があやつを憎んでいるからではない。
たぶん、あの娘が…
『お、ほんとに操れた。』
エース「A！！」
マルコ「自分で自分を…」
『だって、結構楽しめたし。こんな体からはおさらばだよ。』
ハンコック「お前…あやつを動かして楽しんでいたのか！」
『ピンポーン。私はこれからどこかに行くから。またねぇ〜。』
…と、怪しい言葉を発した瞬間にこの娘から黒い霧のようなものが出て行った…。
ハンコック「髪の色も変わっている…。」
とてつもない後悔と罪悪感を感じる。
エース「コイツを早く手当てしなきゃ死んじまう！！」
ハンコック「待て！この娘は妾が与ろう。」
ソニ＆マリ「姉様！？」
『はいはい。まだ死ぬなってか。』→←『いいよ、どうせ死ぬんだもん。』
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作者名：Jtkbys2832 | 作成日時：2017年7月28日 9時
