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なんか俺空気になってね?もう先に喋っている事についていけれてないような気がする。まぁ、こんな新人の俺がでしゃばるような感じじゃないし、ここはあえてただ見ておこう。そんな事を考えてると、背にして座っていた部屋の襖が勢いよく開いた。俺はビックリして一瞬頭の中が真っ白になった。急に驚かされるから口から心臓が出てきそうだった〜。すると、後ろから元気がよさそうな声が聞こえた。

?「遅れてすんません!」
?「マエケンさんが支度するの遅くなってまして」
?「まぁ、俺が車出すのも遅かったしな」
石「やっと来たか。會澤、前田、大瀬良」
前「いや〜、俺がしくじってました」
大「しっかりしてくださいよ。全く・・・」

 大瀬良さんは呆れた顔をしていた。會澤さんも隣で苦笑いをして頬を掻いてた。前田さん、どんだけ迷惑かけたんだろ。俺がそんな事を考えながら細い目で見てると、前田さんがこっちに気づいた。それから俺の顔を見るに、あ、お前は!、て指をさしながら言った。え、俺なんかした?なんもしてないよね。すると前田さんは俺に急接近して、満面な笑顔で顔を近づけてきた。ちょ、近い近い!俺は後ろに仰け反って、口を開いた。

 『な、なんですか!?』
前「お前、今日の紅白戦でホームラン打った奴だよな!えっと・・・」
大「井戸崎Aですよ。ちゃんと覚えてあげてください」
前「分かってるって!」
會「あー・・・なんか悪いなA。前田がこんなんで」
 『だ、大丈夫です!』

 まぁ、急に近づいてきたからビックリしたけど。前田さんって、こんな人なんだなぁ。もう少し落ち着いてる人かと思ってたけど、やっぱり会って話してみないと分かんないものなんだと感心した。すると、前田さんはよっこいしょ、と言って俺の隣に座った。その後に大瀬良さんと會澤さんも座った。全員が揃った事を確認した菊池さんは注文をして、料理が出されるのを待っている中、何故か俺に対しての質問攻めが始まった。

菊「なぁA、お前ってポジションどこだっけ?」
 『え、っと・・・捕手兼、外野です』
丸「二つ持ちかぁ。俺なんて元投手だけど外野になったからなぁ」
誠「俺もっすよ。時々ピッチングのマネをしてふざけてますけどw」
石「だから二人共肩がいいんだな」
野間「Aの捕手もいい肩を持ってたから外野にも選ばれたんじゃねぇの?」
 『そうなんですかね。よく分かんないんですよ、選ばれてる理由』
田「高校の監督から言われないのか?」

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にゃあ - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2019年12月1日 14時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
ベル@憂鬱(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!すぐに直させてもらいます (2018年10月29日 16時) (レス) id: 2e250b02bd (このIDを非表示/違反報告)
裕也 - 坂本さんとタナキクマルは同世代ではなかったと思います。坂本さんの方が1つ上です。 (2018年10月29日 12時) (レス) id: a69be8dfc5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ベル@憂鬱 x他2人 | 作成日時:2018年6月25日 15時

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