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朝食も食べ終わって俺は練習に向かう準備をした。あ、この前外野用のグローブの紐切れたのに変えてなかったな。どうしよ、俺まだ一個しか持ってないのに。他のと言えば捕手用のしか持ってないいんだよ。誰かから借りるのもなんか失礼な気がするし、もしも壊したりとかしたら嫌だ。俺がどうにかしてグローブを確保しようと考えてると、部屋の扉が開かれた。その先にはもう準備をし終えた野間さんがいた。野間さんは慌てた顔してどうした、て聞いてきた。俺はグローブの替えがない事を伝えると、呆れた顔をされた。そんな顔しないでくださいよ。野間さんは考え込んでから、何かを思い出したかのような顔をして持っていたスポーツバックを開けた。少しだけ探していると、俺に一つのグローブを差し出してきた。なんでグローブを?俺は分からないものを見ているような顔をしてると、野間さんが呆れた顔をしながら口を開いた。

野間「俺の貸してやるよ。今日外野の方参加だろ?」
 『え、でも・・・』
野間「ええから。ほら、遅れるぞ」
 『あ、はい!』

 野間さんは俺にグローブを渡してそそくさと歩き出した。俺も急いで荷物を持って部屋を出た。バスまで行くと先に何人か乗っていて、誠也さんが俺を見つけて手招きをした。どうせ隣座れって言うんだろうなぁ。そう思って歩き出そうとしたら、誰かに右腕を掴まれた。俺は掴まれた方を見ると、大瀬良さんがニコニコしながら掴んでた。ここ座りなよ、もうバス出るから、て声を掛けられた。確かにもう出発の時間だし、誠也さんには申し訳ないけど大瀬良さんの隣に座らせてもらおう。俺は誠也さんに口パクでごめんなさい、と伝えた。それを見て、窓の外を見ながら拗ねた顔をした。隣には野間さんが座って何か言ってた。すみません誠也さん・・・。俺は大瀬良さんの隣に座った。それから三十秒後くらいにバスが動き出した。あ、薬飲んでない。俺はポケットから薬を出して、乗る前に買っといたミネラルウォーターを出した。俺は薬を飲んでペットボトルを片付けてると、大瀬良さんから声を掛けられた。

大「あれ、翔真って薬持ってたっけ?」
 『いや、これ乗り物酔いのです。俺なんでも酔っちゃうんで」
大「へ〜。じゃぁ、ジェットコースターとかダメ系?」
 『んー・・・なんかあーゆうのは大丈夫なんですよね。よく分かんないんですけど」
大「何それw」
 『ちょ、笑わないでくださいよ!乗り物酔いは大変なんですから!』

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にゃあ - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2019年12月1日 14時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
ベル@憂鬱(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!すぐに直させてもらいます (2018年10月29日 16時) (レス) id: 2e250b02bd (このIDを非表示/違反報告)
裕也 - 坂本さんとタナキクマルは同世代ではなかったと思います。坂本さんの方が1つ上です。 (2018年10月29日 12時) (レス) id: a69be8dfc5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ベル@憂鬱 x他2人 | 作成日時:2018年6月25日 15時

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