【文スト】旧双黒の色々な愛、受け取ってみませんか？【短編集】

着せ替え2(前回の続き) ページ5

Aside

｢じゃあまずは私からね！｣

｢はァ？！いつ、手前が最初になったンだよ！｣

｢着替えたら教えてね。｣

｢俺の話を聞けよ！｣

此奴ら何なんだよ。平凡な1日がこの人達のせいで最悪な1日と化した。
流石に性別違うし、無理矢理はやめて欲しい。

この小説が健全で安全な小説じゃなくなる。
あっ、メタかったですね。ごめんなさい。

それにしても何なのこの服。
黒をメインとしたワンピ。
膝より少し上の丈に、胸元が結構空いた
露出度高めのオトナの女性のような。
背中にリボンがあって可愛い。

でもね、私はまだ子供なのだよー。

無事に着替えられた。
外で待ち伏せされてるから逃げられないしな。
出ていくしかないな、試着室から。
よし、出よう。

『あのー…どうですか？』

｢着替え終わったのだね！！｣

｢手前結構いいスタイルしてるな。｣

｢凄く似合ってるよ！
中也もそう思わないかい？｣

｢思う。でもなァ、その服は
あと少し成長してからだな。｣

『どういう事ですか、このチビめ。』

｢五月蝿ェ黙れ。この貧乳！｣

｢あと少し欲しいよねぇ。｣

『何を望んでるんだ、いや
あんたらどこ見てんのよ！
今から成長するんだー！』

｢うふふ、その時が楽しみだ。｣

｢次は俺だな、これ着てみろ。｣

『誰がチビの云った事なんか聞くか莫迦め。』

｢あァ？！1cmしか変わらねーだろうが！
それとも無理矢理着替えさせられたいのかよ！｣

｢女子に身長負けてる中也って…。
中也もまだまだ成長しないねぇ？｣

｢手前は成長しすぎだよ。ほら、A、
着替えさせてやる！｣

『嫌だー！着替えるからやめて！』

何処ぞの非合法組織の首領さんと似てるなぁ…
私はロリでは無いけど。

試着室に入ったはいいけど、
次はこれ着るのか…
黒のプリーツスカァト。
可愛いんだけど短い。
履くだけだから簡単か…。

『どうでしょう！』

｢A、後ろも見たいから其処で一回転
クルッと回ってくれ給え！｣

回れば気が済むかな…1回だけやってやろう。

『クルッと…これでいいですか？』

｢ねぇ、中也見たァ？！
今日は水色のストライプ柄だったよ！｣

｢俺も見たぜ太宰！｣

『お前ら土に帰れー！
あ゛ぁ゛ん？それとも帰してやろうか！
殺されたいか、そうか！殺してやろう！』

｢その服、Aが着替えてる間に会計させたから。｣

｢満足させてくれるンだろうな？｣

『最悪な1日だよ！！』

そして、双黒にお持ち帰りされました。

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