【文スト】旧双黒の色々な愛、受け取ってみませんか？【短編集】

体調不良。【双黒】★ノイズ様リクエスト！ ページ12

Aside

『頭痛いぃぃ…』
仕事を早く切り上げて家に帰って開口一番が
これだ。
朝から頭は痛いわ、喉も痛いわ、熱っぽいわで最悪。

休むにも提出期限明日までの資料まとめなきゃならんし。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

『あん？誰だこんな時に』

愚痴を言いながら開けた扉の先には

｢やぁ。｣

と笑顔の素敵な自○愛好家。

『何のようですか、帰ってください。』

｢えぇー、酷いじゃないか。

それより…A風邪引いてる？
顔真っ赤だよ。それとも私に会って照れたのかい？｣

『なわけないでしょう。
風邪なんか引いてないし。
今日はたまたま家の中が暑くてさ。
火照っただけ。』

｢でも心配だから一応確認を…｣
『結構です』

乱暴に扉をしめて、追い出す。
鍵をかけ、玄関を後にした。

太宰のせいで更に頭が痛くなった…
もう寝よう。
_____________
太宰side

『結構です』
其の瞬間、乱暴に閉まった扉。
何もそこまで嫌がる事はないじゃないか…

鍵はピッキングして開ける。
彼女は大切な人だからね、風邪が悪化したら困るから。

そう思い、家に入ろうとすると

｢おいっ、何やってンだ！青鯖！
Aの家に不法侵入すンじゃねェ！
犯罪だぞ！｣

チ ビ が 来 た 。

｢あのさァ…君、自分のいる組織何かわかってる？
蛞蝓に云われたくないんだけど。
あぁ、背が小さいと脳みそまで小さくなるのだね。｣

｢ンだと、コラァァ！！

つーか、何でAの家に入ろうとしてンだ！｣

一発殴られそうになったけど避ける。

｢さっきAにあったら何だか具合悪そうだったのだよねェ。今、風邪流行ってるっていうし。心配できてみたら案の定風邪。本人は何故か隠したがってたけど。｣

｢一目見ればわかるってか。｣

｢当たり前だろう？だから今から看病しようと思ってね。｣

｢俺も行く。いつも巫山戯てる手前なんかに任せられねェ。｣

うわ、最悪。
_______________
Aside

あれ、寝ちゃってたか。
起き上がり、ベッドから降りる。
外を見れば夕方らしい。

水を求めてリビングへ向かう。

『寝間着に着替えようかな、出かける予定もないし。』

｢私が着替え、手伝ってあげるよ｣

｢手前、下心しかねェだろ。｣

厄介な奴らが来てしまった…

『…どちら様ですか。
私、別に風邪なんて引いてないんで。
余計な事しなくていいから。』

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