落ちると、死ぬ （ yb hk ）

3days ページ26

…、ピピピピピッピピピピピッ、



けたたましく目覚まし音が鳴り響いた





時刻は6時30分




光は目覚まし音のせいか「んぅ〜」と言いながら体制を変えた



…昨日はやってしまったから、今日は起こさないといけない




宏「光、起きて？朝だよ」



光「んぅ〜？朝？薮、ひかもうちょっと寝たい…」



寝起きだからか舌っ足らずで甘えてくる


…だが今日は体をムチにして…！！


宏「朝ご飯できてるよ？

…早く起きないと俺が全部食べちゃうけど？」


光「やだ！！行く…うぅ……寒ぃ…」


宏「よし、行くか」


リビングにいくと母が朝ご飯の準備をしていた


宏「おはよ」


光「おはようございます…」


母「ふたりともおはよう、

ふふっ、ふたりとも眠たそうな顔


顔洗ってきな？」


宏「う〜い」


今日は俺が一歩後ろに下がって

光が顔を洗うのを待った


光「はい次どーぞ」


宏「はいありがと」


俺が顔を洗っているときもニコニコと後ろで待つ光


宏「先行ってていいぞ？」


光「薮と行くの〜」


なんて目や口を細めて言う


宏「別にいいのに」


光「オレが待ちたいだけ…駄目？？」


……はあ、そんなこと言われたら


宏「…もうすぐ終わるから待って？」


しか言えないじゃないか…


まあ光はにこにこしてるし、それはそれでいいんだけど…







．







．







宏光「いただきます！」


母「はいどーぞ？」


昨日は和食だったが今日は洋食


……たまにはパンも悪くない


光「おいし〜…ご飯もいいけどパンもいいな！」


宏「そうだな〜…ふふっ」


なんだか時間が穏やかにゆったり流れている感覚が気持ちよくて


ふふっと笑うと、母にも光にも気持ち悪いなんて言われてしまった



母「そろそろ仕事行かなきゃ…」


宏「あぁ、分かった」


母「光くんゆっくりしていってね」


光「はい、ありがとうございます」



扉が閉まってふぅ…とひと息つく


宏「今日はどうする？」


光「やりたいこと、昨日全部やったしなあ…」


宏「家でゆっくりする？」


光「うん！」


ご飯が食べ終わって、昨日とは違うゲームをして楽しんだ


数分経つと、携帯に1件の新着メッセージ


伊野尾から、今日遊ばないかという内容だった


宏「光、伊野尾から遊ばないかってきたんだけど…」


光「伊野ちゃん？一緒に遊ぼうよ！」


宏「じゃあ家呼ぶね」


光「了解！」


その旨を伝える文面を打ち、送信した

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