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hk side

冷蔵庫の中に、なんにも入ってなかった……びっくりしたよ、薮の家の冷蔵庫みたいだった。あの家の冷蔵庫、役割果たしてないからね！！

というわけで、食料調達～。
近くのスーパーへ来ましたー。

薮頑張ってるだろうし、薮の好きなやつにしてやろう……なんだっけ、肉吸い？関西の方の食べ物なんだよね、

一緒に関西まで旅行した時、食べたい！って食べたらハマったんだったよなぁ。あー、もうそこから6ヶ月以上たってんのか……

なんて考えながら買い物して家に帰ってきたら、買い物に出かけてから2時間経ってた……まじかぁ。

にしても、真っ暗じゃん。薮いないの？

｢やぶ～？いないのー？｣

宏｢ひ、ひかるっ！！｣

｢うぉっ、｣

急に寝室のドアが空いて薮が俺に飛び掛るようにハグをしてくる。え、初めてじゃね？自分からしてくれたの。

宏｢宿題もまともにやってなかったから、怒って出てったのかと思って……怖かったっ。｣

あー、大分怖かったんだな。泣きそうだもん。

｢ごめん、薮。薮が課題頑張ってたから、ご飯好きなの作ってあげようと思って材料買ってきたの。今日はね、肉吸いだよ！｣

宏｢嘘！ほんとに！？やったぁ！ひかるっ、ありがと！！｣

……いや、まぁ、喜んで貰えて嬉しいんだけどさ。肉吸いでここまでテンション上がるってさすが男子高校生って感じ……

｢じゃ、用意するから机の用意して？｣

宏｢わかった！｣

机を拭いたり、箸を並べたり、お茶を注いだり。

薮の全部の行動が可愛い……

彼女に料理作ってもらうのは憧れだったけど、薮があんなに嬉しそうなら、自分が作る方でもいいって思えちゃうから不思議だ……

暖かな夕日に照らされた薮の左手薬指と俺の左手薬指には、同じ指輪が輝いてて。

あぁ、幸せだなって。
薮もそう思ってくれてたらな、嬉しいけど。

宏｢ひかる、俺、ちょーしあわせ。｣

にっ、といたずらっぽく笑った薮。

ほんと、薮には敵わない。

★★★★★

オチ迷走～。
久しぶりに書いたもんですから設定ド忘れで最初から呼んでたら、誤字脱字が目立つ目立つ。気づいた分は直しました！！

さて。
yellowish green carnation、いかがだったでしょうか。
ひかやぶが苦手な方には申し訳ないなと思います……すいません。
(やぶひかも書いてるんで見ていただけたら幸いです。)

藍の作品を見ていただき、ありがとうございました。
またどこかでお会い出来ること、楽しみにしております。