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「はい、この撮影を持ちまして、終了です!」


「ありがとうございました!」


アルバムのMV撮影が日を跨ぐはずが巻きに巻いて、予定より3時間巻いて終了

家に帰って明日もオフだしゆっくりしようと考えていた頃、


「光、飲まない?」


「あれ?伊野ちゃん眠たくないの?」


「ん〜、あいだあいだで寝てたからね」


「そっか、いいよ」


「やった!ねえねえ、大ちゃんも呼んでいい?」


「ん?別にいいよ」


「じゃあ、俺の家で飲も」


「ん、いいよ」


「よっしゃ!じゃ〜大ちゃん誘ってくる!」


ふんふんと鼻歌を歌いながら大ちゃんと会話するその様に、

なんだか嫌な予感がする


「じゃあ、俺のマネの車乗って、行こっか?」


〜〜〜


「でさ、光さ、…好きな人いるでしょ」


「………は、?」


「いやね、最近光、上の空のこと多いし」


「…え、まじ?」


「無意識怖っ…、

しかも、光くん前と違う気がする!」


「なにそれ、?」


「まあ、取り敢えず…好きな人いるじゃんって話!」


「恋愛話なら俺達が聞くよって話」


「好きな人なんって、」


「俺分かるよ、光の好きな人」


バッと俺と大ちゃんが同時に伊野ちゃんの方を向いた


「だって、

いつの間にか目で追っかけてて、

その人と目が合えば目を逸らして

そのとき耳が真っ赤で

その人に向ける光の顔、恋する乙女だも〜ん」


待って俺聞いてない!って焦る大ちゃんを差し置いて、

俺はドバっと変な汗をかいている

伊野ちゃんには見透かされている


缶ビールを煽った矢先に


「薮のこと、すきなんでしょ、ね?」


俺の耳元でその言葉を呟かれ

頭から炎が上がったかのように顔が熱い


「待って待って!伊野ちゃんなんって言ったの!俺聞こえてない!!」


「もう!大ちゃんうるさい〜」


その間も、飲み干した缶ビールを手に持ったまま固まることしかできない


「ち、ちが…う、」


「じゃあなんでそんな顔真っ赤なの?」


「、っ」


「いいじゃない、そんな意地張らなくたって

お前の気持ち、分からなくもないからさ

確かにそうなることもあるよな〜って、分かるもん

まあ俺は巨乳が好きだけど」


「ばっか、!!!」


「わあ〜、光くん顔真っ赤!!」


…俺はそんなにアイツのことが好きなのか?

あの、何もできない不器用な

でも時には頼りになるあの身長デカデカおじさんが?


………、んなわけ無いじゃないかよ、


んな訳…んな……、訳が

.→←.



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ゆう(プロフ) - 蘭々さん» ありがとうございます!ちび薮は取り敢えず5歳児目標に書いてます…w (2019年3月21日 22時) (レス) id: c99712b03d (このIDを非表示/違反報告)
蘭々(プロフ) - ちび薮めっちゃ可愛いんですけど(//∇//) (2019年3月21日 21時) (レス) id: 30fec78e28 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 蘭々さん» あ…(( 訂正してきます! (2019年3月21日 16時) (レス) id: c99712b03d (このIDを非表示/違反報告)
蘭々(プロフ) - 薮ちゃん飲酒運転してますよ (2019年3月21日 12時) (レス) id: 30fec78e28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう | 作成日時:2019年3月20日 12時

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