1話 出会い ページ1
アインクラッド52層にて
『ぐっ！』
「PKハンター黒い流星も大したことないですねぇ。ボス！どーです？このままやっちゃいません？」
PKの一人が言う。
やがてそのボスらしき人、pohが発言した。
「そりゃあ50人弱で1人を狙えば勝てるよな。まぁ43人も気ぃ失わされて残り5人ってとこかな。っけどさぁてこれからが本番だね！イッツショウタイム」
そう言って奴は包丁のような大剣を振り上げた。
当たるまで…カウントダウン
5、4、3、2…
さぁて最期に悪足掻きでもしてみっか。
その言葉が脳裏を横切った瞬間、剣が振り下ろされた。
その時！
一筋の剣光が俺の眼の前を通った。
「お前らの好きにはさせない。」
何者かはそう呟いた。
15、6歳だろうか。背丈は俺と同じくらいかな。
するとpohは、
「ちっ漆黒の剣士か。ただでさえ減らされてるし、あいつらも回復しなさそうだな。おいテメェラ。引くぞ！」
そう言って去った。
漆黒の剣士。噂には聞いていた。とてもはやい、と。片手剣なのに盾を構えないと。まぁそれは俺も同じなので人のことは言えないが、ひとつだけ、
俺と同じくらい変なやつなんだろうな。
「もう！キリト君ったら誰これ構わず人を助けちゃって！危なっかしいなぁ。」
一人の女性が駆け寄ってくる。
こちらも同年代かな？なんか見覚えあるけど…気のせいかな？
「アスナは俺のお母さんですか？もう一人立ちしたんで大丈夫ですよ。」
漆黒の剣士はからかうように言った。するとそのアスナさんは耳まで顔を赤らめて キリト君とやらにゲンコツをした。
「ち、違うよ！もう、キリト君の馬鹿！」
「イテテ。ごめんって、冗談だよ。それよりいいのかぁ？挨拶とか済んでないけど…」
『結構です。ではやることがあるので行きますね。まぁ一応ありがとうございました。』
そう言って足早に逃げようとする。
しかし一つの声によってそれは遮られた。
「嘘。この人一人で43人も倒したの？信じられない…それに。」
そのあとに続く言葉は俺の心にぐさっと刺さった。
「なんでレッドカーソルなの？」
俺は立ち止まり、言葉を失った。
それに遅まきながら気づいたキリト氏が
「本当だ！ラフコフの恐らく精鋭部隊を43人も倒すなんて…ってあぁそういうことか。合点がいった。」
キリト氏は何かに気づいたようだった。まさかばれたか？あのことが…
しかし彼が発したことにより彼はホッとするのだった。
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カクテル(プロフ) - Gumiさん» ありがとうございます。今度読んでみます！ (2016年6月22日 19時) (
レス) id: 0ebe9ce2cd (このIDを非表示/違反報告)
Gumi(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！あと私も小説を書いているのでよければ読んでみてくださいね (2016年6月22日 7時) (レス) id: 49dd592575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カクテル | 作成日時：2016年6月12日 22時
