8人目の生徒会 (ページ23)

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Ｎｏ．２３ページ23

貴方side 横Ver.

今日の放課後はみんな用があるみたいで勉強会はなし

のはずだった･･･

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

私しかいない家の中に響いた

翔兄達は？って？

あの人たちは何もない日にわざわざ休むのは悪いからって今は働いてる

貴「はーい」

玄関に出ると

横「すまん･･･今日やっぱり用なかってんけど勉強せえへん？」

貴「今日は翔兄いないんですけど」

横「まぁ･･･どうにかなるやろ！」

ひとまず家に上げてリビングでお茶を出す

貴「用事ってなんだったんですか？」

横「なんか母ちゃんに買い物頼まれててんけどどうにかなったからええわ！って言われてん」

貴「なんですかそれ笑笑」

横「じゃあ勉強するか！」

裕くんは英語以外は普通にできるみたい

英語は･･･ひどい

貴「なんて言ってるか聞き取って発音して意味も答えてくださいね？」

横「おう」

貴「IS it possible to return this？」
(返品可能でしょうか？)

横「なんやそれ･･･パスポート取りたいんですって言うてへんか？笑笑」

貴「それじゃ日本語じゃないですか笑笑」

横「そう言うてへんのは分かってんねん！」

この通り英語は壊滅的

貴「休憩しましょ？」

横「せやな結構長い時間やっとったで」

余程疲れたのかソファーに寝っ転がり始めた裕くん

私の家ってこと忘れてるよね笑笑

お茶を入れ直してソファーの方に持ってく

横「あんさぁ･･･寂しい時とかあらへんの？」

何急に笑笑

貴「寂しい時ですか？最近はないですね」

特にあなた達と出会ってからは退屈しません

横「寂しくなったらすぐ言えや？」

ｷﾞｭ

私の手を握ってくる

裕くんの手は指が長くて白くて綺麗な手

貴「いつも助けられてますよ？」

そう･･･ちょっと落ち込んでる時でも7人があんなにニコニコ笑ってたらいつでも元気が出る

初めてあった時は面倒な人達に目つけられたって思ってたけど今となっては私を明るくしてくれる人達

横「そっか･･･なら良かった笑」

なぜか私の手を握ったまま指とかをいじり出した

貴「くすぐったいんですけど笑笑」

ｸﾞｲ

腕を引っ張られて裕くんに抱きしめられる

横「俺な･･･いつも笑ってて明るいAが好きやで？」

貴「ありがとうございます」

横「･･･今俺告ったんやけど」ﾎﾞｿ

貴「はい？何か言いました？」

横「言うてへん！勉強再会すんで！」

また苦手な英語と戦う裕くんでした笑笑