逃亡作戦11 ページ12
とりあえず炭治郎には話を通してある。
善逸と何があったか。
そして、もうこの屋敷を出ること。
嘘が吐けないことを知っているのに炭治郎に言うあたり、私は未練がましいのかも。
あわよくばなんてまだ考えてしまう。
善逸、可愛い顔してるな。
あぁ、終わっちゃったんだ。
涙が溢れて止まらない。
善逸は耳が良いから、微かな声でも起きてしまう。
必死に声を抑えながら私は屋敷を出た。
隠の方とお話しながら、新しい屋敷に到着する時にはもう日は上がりつつあった。
この新しい屋敷と共に、私の新しい生活が始まるんだ!
なんて強がってみるが、新しくなんかなくったって皆のいるあの古い屋敷が良い。
でも弱音なんて吐いてられない。
柱なんだ。頑張れ私。
泣くな泣くな。
笑わなきゃ。笑柱だろ。
宇髄さん、来てくれないかなあ。
A「...宇髄さん」
宇髄「呼んだか?派手な夜逃げだな!」
A「宇髄さん!?夜逃げじゃないです!」
.....夜逃げなのか?
宇髄「これからは俺と派手に合同任務だ
ぜ!」
あぁ、励まし方宇髄さんらしいや。
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ヒノカミ - 面白いですね!! 更新頑張ってください(°▽°) (2019年11月27日 23時) (レス) id: c2d04c2587 (このIDを非表示/違反報告)
るん - え、まってだいすこ。めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2019年11月16日 10時) (レス) id: 306989c0e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月宮 | 作成日時:2019年9月28日 18時