最後の ページ36
梅原先生side
高『寝ちゃったね』
梅『疲れてたのかな』
俺の隣でぐっすりなAちゃんを見てる
梅『…すこしの間だったけど、楽しかったよ』
高『ねぇ、やっぱりAちゃんにちゃんと何か言ってから…』
梅『もう決めてたから』
たかぴの言葉をさえぎり、話をおわる
梅『ごめん。Aちゃんのこと、見守っててあげて』
高『あたりまえ』
Aside
昨日、いつの間にか寝てしまって、起きたときには梅原先生はいなかった
柿『はーい、みんな席ついてー。…今日は、お知らせがあるんだ…』
いつもより元気がない柿原先生
梅原先生はいない
柿『梅ちゃん…梅原先生は、昨日でこの学校を退職しました』
生徒『えっ…』
「うそ…」
それは突然だった
なにも話してくれなかった
生徒『梅原先生は、どこに行ったんですか!』
柿『詳しくは話せない。でももう、この学校にも、この街にも戻ってこないよ…』
「そんな…」
そんなことってある?
だって先生、なにも話してくれなかった!
ふと、机の中に紙のようなものが入ってるのに気づいた
それは梅原先生からの手紙だった
"付き合おうなんて言ってごめん。でも最後に、ちゃんと気持ちを伝えたかった。そのせいで今、Aちゃんが苦しんでるよね。何も言わなくてごめん。もう俺のことは忘れて、幸せになってください。俺のことは待たないでください。それが俺の大好きな人への最後のお願いです。
今までありがとう。少しの間だったけど、楽しかったよ。
A、大好きだよ"
読みおわる頃にはもう涙が溢れていた
「せんせ、会いたいよ…」
力なく呟いた
もう私を抱き締めてくれる人はいない
頭を撫でてくれたり、耳元で囁いてきたり
幸せな時間は続かない
でも、私は待ってます
また、貴方と幸せになるときを
裕一郎、大好きだよ
終
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秋の星(プロフ) - 綾辻いちごさん» ありがとうございます!一番最初に書いたお話で拙かったと思いますが、とても光栄です! (2018年10月1日 6時) (レス) id: 5b4f8f8f37 (このIDを非表示/違反報告)
綾辻いちご - すごくいいお話でした!!めっちゃ泣きました(><)梅ちゃん大好き!! (2018年9月30日 22時) (レス) id: da70a06ab0 (このIDを非表示/違反報告)
秋の星(プロフ) - みづきさん» ありがとうございます!!!!めっっちゃ嬉しいです!ありがとうこざいます! (2017年12月4日 0時) (レス) id: b776b91272 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - めっっちゃおもしろいですね!最近1番はまってます!!次の話楽しみにしてますね♪ (2017年12月3日 23時) (レス) id: a0d99d3b27 (このIDを非表示/違反報告)
秋の星(プロフ) - 雪ノ宮深音さん» ご指摘ありがとうございます!操作中に誤って押してた見たいです(汗)気づきませんでした…ありがとうこざいます! (2017年12月3日 15時) (レス) id: b776b91272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秋の星 | 作成日時:2017年12月1日 18時