学園生活~気づいた想い~

教師と生徒 ページ29

外は真っ暗になり、校庭ではキャンプファイアをやっている

「文化祭、二日間お疲れ様でした！」
生徒『イェー！』
「今回、人気が高かったキャスト上位三人を発表します！まず男性チーム！堂々の一位は…」

「ぶっちぎりで梅原先生!!」

生徒『フゥー！！』

すごい盛り上がりを見せている

梅原先生、結構ぶっちぎりだった

「続いて、第二位は…優斗!!」
生徒『ウェーイ！！』
「そして第三位は…」

「凪沙ちゃん!!」
生徒『ええー！w』

まさかまさかの凪沙ちゃんである

校外のお客さんの多くが凪沙ちゃんを男子部門の方にしてしまったため、このような結果となった

まぁイケメンだったからね

女子は一位だけ発表され、当然桃香ちゃんだった

「以上！あとは自由に！」

打ち上げのために店に行くのがめんどくさいので、そのまま食堂で打ち上げをした



桃『Aちゃん、ちょっと』
「？」

昨日の事件から一回も話していなかったが、桃香ちゃんの方から話しかけてきた

桃『私ね、梅原先生に告白したよ』
「!!」
桃『でもね、フラれた。そういうの考えてなかったって。あとね』

桃『僕はあくまで教師で、生徒とそういう関係になることは出来ない、って』
「！！」

それって、私がもし告白したとしても、私が生徒であるかぎりダメってこと？
そもそも梅原先生は生徒を恋愛感情なしでみてるってこと？

桃『でもね、ほんとに好きになったらそんなこと関係ないって私は思うよ。だから頑張って』

それだけ言って桃香ちゃんは皆の方に戻っていった

ほんとに好きになったらそんなこと関係ないって言われても

そもそも梅原先生って私のことどう思ってるんだろう

好きって言われたわけじゃない

ただ、勘違いするような行動をとられただけだ

私の勘違い…？

「わかんない…」

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