日常 ページ46
ー貴方side
｢ん〜…なんかしっくりこない｣
ボソッとつぶやき、
軽く足を動かす
准くんに呼ばれて
イノッチはどっか行っちゃったし、
やる事がなくなった私は
ソロパートのダンスを練習する事にした
｢このステップが…
苦手なんだよなぁ…｣
ん〜…剛くんに聞きに行こうか…
チラッとそっちを見ると
健くんと真剣に話しているのが見える
後でいいや
ズルズルと壁に背中を付けながら
鏡の前にしゃがみ込むと
坂｢ちゃんと水分補給したか？｣
坂本くんがポカリを
振りながらこっちに来る
その問いかけに無言で首を横に振ると
そのまま私の隣に腰を下ろす
坂｢ほら、｣
｢ありがと｣
トンッ
受け取る際に手が少しぶつかる
坂｢お、わりぃ｣
｢んーんー｣
ペットボトルに口をつけてるため
片手を軽く上げながら言葉になってない声を発する
坂｢お前、手あったかいなぁ笑｣
｢そう？｣
坂｢ねみぃの？笑｣
｢？？眠くないよ？｣
人間って眠いと手あったかくなるんだっけ？
隣でハハッと笑う坂本くんの横で
ひっそりと首をかしげる
すると、いやほら笑、と続ける坂本くん
坂｢子供って眠いと体温上がるじゃん笑｣
｢私、子供じゃないですけど笑｣
坂｢俺からしたら子供と同じだよ、お前は笑｣
｢なっ…！！｣
ずっと子供だと思ってたの！？
デビューしてから？今まで？
するとそんな考えを見透かしたかのように
坂｢そうやってコロコロ表情変わるとことかが
子供だって言ってんだよ笑｣
子供ねぇ
まあ確かに私の中ではデビュー当時から
坂本くんはずっと大人だけど
それと同じ感覚なのかな
なんとなく坂本くんの顔を見上げると
あ、とこっちを見る
｢なに？｣
坂｢この前言ってたさ…｣
ポトッ
？？
話していると私たちの間に何かが落ちてくる
話に夢中な坂本くんは気付いてないみたい
なんだろう
少し近づいてみる
｢い"っ…きゃあっ！｣
坂｢びっ…くりした…
なんだよ、っっ！わああああ！！｣
叫ぶのも無理ない
私たちの間に落ちてきたのは
ゴキブリ、のおもちゃ
思わず2人で手を繋いで逃げ出すと
少し遠くから笑い声が聞こえる
バッと振り向くと
案の定腹を抱えて笑ってる剛くんと健くん
剛｢うひゃひゃひゃww｣
健｢今すっごい早かった笑笑｣
それはまあ、楽しそうに笑ってる
｢ちょっと！！！｣
私の声がレッスン室に響き渡った
放心状態の坂本くんはほっといて。
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ﾏｰﾒｲﾄﾞ - 苗字を入力しているんだけど、夏休み(リクエスト)で主人公ちゃんの苗字が『人1』になっているよ!! (2017年5月6日 22時) (携帯から) (
レス) id: fa8cf9b19a (このIDを非表示/違反報告)
Vクラ - 昌の手ブラ思い出したｗ (2016年10月9日 23時) (レス) id: 8fe709c197 (このIDを非表示/違反報告)
りんごちゃん(プロフ) - こんばんは！今回もとても面白かったです！リクエストに応えていただきありがとうございました！また、ぜひリクエストしますね！これからも頑張ってください！ (2016年10月4日 20時) (レス) id: 3cbae6ac0c (このIDを非表示/違反報告)
まさよ(プロフ) - 書いていただきありがとうございました！とても素敵でした！！いつかまたリクエストできる機会があったらさせていただきます！本当にありがとうございました！！ (2016年9月24日 12時) (レス) id: 5b7e935646 (このIDを非表示/違反報告)
真 - はじめまして!コメントするのも実ははじめてです(*^^*)リクエストなのですが、学園の生徒会ものか、コンサートのための合宿などが読んでみたいです!はじめてなのに厚かましくてすみません。とても面白くてキュンキュンしています。大好きです!! (2016年9月5日 17時) (レス) id: c885de337b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹村修哉 | 作成日時：2016年7月17日 10時
