AAAの末っ子

姫の一日 ページ50

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ねーむい！！
なんか今日はいつもより疲れた気がする。笑

なんでだろう。
みんながやけに話しかけに来るとは思ったけど、

それはいつもか


荷物をバッグに積め、あとは帰るだけ。
だけど帰るために腰をあげるのもめんどくさくて
ソファに身を預けてかれこれ20分が経った



｢あー……眠い、｣

真｢はよ帰ればええやん笑｣



さっきまでずっとケータイをいじり
誰かと楽しそうに連絡していた真ちゃんがこっちを向いた

おそらく相手はテルマちゃん
楽しそうな笑い声がこっちまで聞こえてたもん笑




｢帰る気起きない、｣

西｢じゃあ俺と帰るー？｣



相変わらずソファに沈んでいると
今度はにっしーがやってきた



｢帰ろうかなー｣

日｢A、飯行く？｣

｢えっ、うそ！｣

西｢おい日高！ずるいぞ！｣



にっしーの誘いに乗ろうとすると
次はだっちゃんが。笑

しかもご飯に誘ってくれた
行こうかなー！
なんて思ってだっちゃんを見ると
にっしーに絡まれてる



日｢ずるくないだろ笑｣

西｢俺も行く！！｣

日｢Aの分しか出さねえよ？笑｣

西｢なんでだよ！！｣



あー。始まってしまった。
またこれ収まるまで待つのかー

少し上げかけた頭を
再びソファに預ける

まだ誰か来るのかなー、
秀ちゃんかなー、みさちゃんかなー




末｢帰んねえの？｣



秀ちゃんだ。笑
後ろから声がするから
顔は見えないけどすぐわかる




｢帰る気が起きないのー｣

末｢なんだそれ笑｣

｢だっちゃんがご飯誘ってくれたから
行くーって言おうとしたらにっしーが来た｣




仰け反りながら二人を指さすと、
ああ笑、と納得したように笑う秀ちゃん



宇｢じゃあ私と行こうよ！久しぶりに！｣



すると秀ちゃんを見上げていた視界に
ひょこっと、みさちゃんが入ってくる



｢えっ！みさちゃん！
行くいく！早く行こ！｣

末｢うわ、はやっ笑｣



あれだけ重かった気持ちはどこへやら。

直ぐに立ち上がると
ドアまで小走りで近付く



｢みさちゃん早く行こー！｣

宇｢まってA早すぎ笑
秀太も行く？｣

末｢いや、俺はいいや
でももう帰るから外まで行くわ｣

｢じゃあ三人で帰ろ〜！｣



ドアを開け放ち、
両手に二人の手を持つ

今日はいい一日だ〜！


秀ちゃんがドアを閉めた瞬間
だっちゃんとにっしーの

｢あ！！A！！｣

って声が聞こえた気がしたけどいいや。笑

だって二人が喧嘩し出すからいけないんだよ〜笑


長かった一日もこれでおしまい！！


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