AAAの末っ子

姫の一日 ページ48

ー與side



みなさんこんにちは、與です。

今のAはリハーサルの真っ最中
といっても俺ら全員やけど。

たまたま確認が終わって
早めに休憩してるから俺がAを密着したいと思います


ステージに立ち、真剣な表情でスタッフさんと打ち合わせるAは
さっきお昼食べてソファで爆睡してたAとは同じ人物には見えへんな笑


朝、俺とにっしーで褒めた
Aの長い綺麗な髪はポニーテールにされていて

Aが動くたびに毛先がゆらゆら揺れている

寝癖ついとるけど



すると確認が終わったのかAが
イヤモニを外しその場にぺたんと腰を下ろす

足を投げ出し、遠くをぼーっと見つめているその姿は
テディベアみたい笑


かわええなぁ


じゃあ俺もみんなみたいにAに話かけよかな？

相変わらず遠くを見つめているAに後ろから
近づいて声をかける




真「ぬいぐるみみたいやで笑」

「私そんなにかわいい？？」



俺の声に気付いたAが振り返り
相当テンションが上がってるのか
両手で顔を包み上目遣いでこっちを見上げる

本人はふざけて笑かせようと思ってんのやろうけど
Aがそれをやってもただ可愛いだけだと思う



真「かわええよ」

「え！？」

真「自分で言ったくせに照れてんの？笑」

「だってこういう時ふざけるのって
だっちゃんか秀ちゃんの役目じゃん…」



真ちゃんがノッてくるなんて思わなかった、
と赤くなった頬をパタパタと扇いでいる

…多分、ていうか絶対
あの二人ふざけてないと思う

ただ普通にかわいいって素直な感想言ってるだけやと思う




真「あれ、Aイヤモニ変えた？」




ふと、首にかかっているAのイヤモニの色が
いつもと違うことに気づく



「あ、そう。変えたの！
ほら、真ちゃんカラーだよ」

真「たまたまやろ？笑」

「そうだけど！笑
でも真ちゃんカラーなことに変わりはないでしょ？」

真「せやな」



前までは黒だった
自分のイメージカラーだよ〜なんて言ってたの覚えてる

まぁイヤモニなんて基本黒なんやけど。笑


そういう、何事も前向きっていうか
ポジティブな楽しい考えに持ってけるのは
Aのいいところやなぁって日々思ってます、うん。笑



なんや最後変な締め方になったけど
許してな？俺こういうの慣れてないねん笑


にっしーとは日高のようには出来ません。笑





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