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姫の一日 ページ47

ー日高side



次は俺だよー
Aは今何してるかというと
ケータリングを熱心に見つめてる

朝飯は、俺らが食えって言わないと食べないくらい
どうでもいいみたいだけど

昼飯は毎回すげぇ熱心に選んでる


ケータリングが好きなんだってさ笑
いつも取りきれないくらいの量を持ってきては、
苦しそうにしながら食べている



日「今日は何召し上るんですか?」

「だっちゃん、見て!唐揚げがあるよ!」

日「お〜よかったな笑」

「あとね!さっきあっちにカレーもあった!」



あっち!指をさして俺を見る

にしても、カレーに唐揚げって子供か。
そのうちハンバーグとか言い出すんじゃないか


皿を片手に物色するAを隣で見守る

あ、今こいついつもAがご飯選んでる時
見守ってんなって思ったでしょ?

それは仕方ないと思う。

時折、バランスを崩して「あっ、」なんて
言ってる子から目なんて離せないでしょ?笑



「よし!」

日「満足した?」

「した!食べよ!」



るんるん、そんな効果音が似合う足取りで
Aはソファーに座ると隣を叩く



「だっちゃんここね」

日「はいはい」



俺も自分の分を取り終え、隣に座る

膝に皿を乗っけて
いただきます、と手を合わせているAを見つめる



「なに?」

日「嬉しそうだなぁと思って」

「美味しいご飯って幸せになるよねぇ…」



そう言って目を細めた後
パキッと割り箸を割り唐揚げをつまむ

いやその一口お前にはでかくないか、

と思うも既に唐揚げはAの口の中

頬をいっぱいに膨らましもぐもぐと噛んでいる



日「絶対苦しいでしょ笑」

「ほーへもへぇ」

日「何?笑」

西「『そうでもねぇ!』でしょ?A!」




…西島気づくとAの近くにいるんだよな
Aのいるところに西島ありって感じ。

もし西島を探してたら先にAを探すことをオススメするよ



西「美味しい?」



そう聞く西島に
Aは首だけでガクガクとうなづく

それを見て満足そうな西島は
今度はポケットからケータイを取り出し
何の迷いもなくAに向ける

一瞬遅れてカシャっという音が部屋に響く



「んーーー!」

西「かわいいって笑」



恐らく怒ってるAとそれをなだめる西島



日「俺にも送ってそれ」

西「いーよー」



バシバシと俺らを叩くAは無視して
俺らは背中を丸めてケータイをいじる


送られてきたAの写真はもちろん可愛かった



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Maria(プロフ) - おもしろいお話をありがとうございます!更新楽しみに待ってます! (2020年1月13日 19時) (レス) id: b602b67782 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - AAAみさちぁと秀太くん寄りのオールです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月31日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます! (2019年12月18日 23時) (レス) id: 5ee54fe553 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 面白かったです! こらからも頑張ってください! (2019年12月18日 8時) (レス) id: 3d09ff0bd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にこ | 作成日時:2019年12月12日 9時

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