AAAの末っ子

動画配信 ページ43

ー日高side



はい、お待たせしました。


「何と今回わたくし！
SKY-HIさんとコラボさせていただくことになりました〜！」



いぇーい！！と一人手をパチパチたたくA



日「さん、いらないでしょ別に笑」

「いや、いるよ！初めましてだからね！」

日「あの、二重人格みたいにするの辞めてもらっていいですか？笑」

「あ、ごめんなさい笑」

日「別にいいけどね？w
で？あとは？Aちゃん？」

「あ、そうだ」



Aちゃん、と呼びながら
またコメント沸いたのかな、何て考えつつ進行する



「しかも！歌が！
加藤ミリヤさんの『さよならベイベー』をカバーさせていただきます！」

日「いぇーい！」

「いぇーい！これは本当にすごくない！？」

日「すごいね。
俺は一回もうミリヤちゃんとコラボしてるんだけど」

「ね、そうだよね！
それを今回私が歌わせてもらえることになりまして…ありがたい！！」



小さく手を叩きながらコメントを確認しているA



「わぁ〜みんな喜んでくれてるよ〜だっちゃん！」

日「わぁ〜ほんとだ〜！」

「ふざけないでいいです笑
…え？さつ、えいひわ、？」



いきなりのスタッフからのぶっ込みにカタコトになったAは
俺の方をちらりと見て何かを訴えてくる

その目は完全に「助けて」と言っている目だ笑



日「でもあれだよね？
サビの掛け合いのとこなんかは楽しそうだったよね？A」

「うん！楽しかった！
だっちゃんが悪い男なんだよね〜すごい！」

日「そんなキラキラした顔で言うことじゃないから笑」

「なんか歌っててだっちゃんに捨てられた気分になった笑」




ケラケラ笑いながら、
Aは画面を覗き込む

「あ！」「そうだよ〜！」なんて
コメントに律儀に返事しているその華奢な肩に手を置くと

そのまま少し止まって
Aの後ろから画面を覗けば、思った通り
『Aちゃんの肩掴んでる！』なんてコメントが流れ出す


それを確認して


日「俺がAの事捨てるわけないだろ！」


と、後ろからAを包み込めば
特に驚いた様子もないAが

「にっしーみたいなこと言ってる〜
あ、そう！聞いてみんな！最近だっちゃんがにっしー化してるの！」

と画面に向かって話し出す



日「西島化はしてない」



抗議の声をあげれば
「してるよ〜、ほらみんな言ってる笑」
と画面を指差す

…Aの言う通り
画面には大量の『西島化』というワードが流れていた…



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