王子と姫 ページ41
ー末吉side
さっきから楽屋には西島の声が響いている
と言っても
「與ずるい！」「俺もやりたい！」
この二言が主なんだけど。
なんでもその原因は
Aのインスタにあるらしい
あまりにもしつこい西島を見て
気になってしまった俺は今ケータイでAのインスタを見ている
あぁ、なるほどこれね。
そこにはAと真司郎が写っている
ウェディングドレスとタキシード姿でにっこりと笑って。
そういえばそんな仕事があるって言ってたっけ
あ、日高もちゃっかりいいねしてるし。
ケータイの中の二人はまさにお似合いといった感じ
そりゃまぁ絵になるよね
うちのグループの王子と姫って呼ばれてる二人だしね
でもそれが気に食わないのが一人、西島ってわけ。
西「秀太どう思う！」
末「なにが」
西「俺もAとやりたい！」
末「やればいいじゃん、プライベートで」
宇「ぷっ、」
さっきまで我関せずな宇野が
俺らのやり取りで吹き出した
宇「プライベートって何笑
写真館行って？笑」
末「そう
Aに「撮って〜！」ってお願いして」
宇「絶対撮ってくれないじゃん笑」
西「もう！俺は真剣なんだからな！」
宇野と二人、笑っていると
西島がふてくされながら楽屋を出て行く
宇「あーあ笑
怒っちゃたよー秀太」
末「いや俺のせいじゃねぇし笑」
すると楽屋のドアが開いて
Aと真司郎が入ってきた
もちろん私服で。
なんとなく視線をケータイに落とせば
画面の中の二人と目が合う
そしてもう一度顔を上げて目の前の二人を眺める
どんな格好してても絵になるな〜こいつらは
「秀ちゃん？どうかした？」
末「んーん」
真「そういえばなんか今にっしーが
すごい怖い顔で楽屋出てったんやけど笑」
「あ、そう！私たちにも気づかなかった」
宇「気づいてなかった方がいいと思う笑」
末「確かに」
そんな俺らのやり取りを首をかしげて聞いている二人
宇「そういえばこの写真、いいね」
宇野が二人にケータイを見せると
二人して「でしょ？」と笑う
おそらくさっきの写真だろうね
今この瞬間も、まるで本当に夫婦にでもなるのかってくらい
二人で穏やかな顔で笑いあっている
カシャッ
『え？』
末「いただきましたー」
我ながらいい写真撮れました。
これを西島と日高に送りたいと思います。
どんな反応が返ってくるのでしょう
お楽しみに！！！
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Maria(プロフ) - おもしろいお話をありがとうございます！更新楽しみに待ってます！ (2020年1月13日 19時) (
レス) id: b602b67782 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - AAAみさちぁと秀太くん寄りのオールです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月31日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！ (2019年12月18日 23時) (レス) id: 5ee54fe553 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 面白かったです！ こらからも頑張ってください！ (2019年12月18日 8時) (レス) id: 3d09ff0bd0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にこ | 作成日時：2019年12月12日 9時
