検索窓
今日:23 hit、昨日:11 hit、合計:115,341 hit

お化け屋敷 ページ24




にっしーに支えられながら
なんとか中へ足を踏み入れる

扉が閉められると
中のひんやりした空気が全身を覆った


しん、とした空間に
私とにっしーの呼吸だけが聞こえる



西「大丈夫?」

「ん…、」

西「いいよ、無理しなくて笑」




ゆっくり行こうか、と
さすがに抱きついたままでは歩きづらく
にっしーが私の手を掴んで歩き出す


それでも何かに密着していないと不安で
結局にっしーの腕にしがみつく形になってしまうが。



西「え〜、Aさんが震えております」

「なにしてんの、?」

西「ん?カメラ。
これで撮ってきてくださいーって渡されたからね」




Aは聞いてる余裕なかったと思うけど、と笑うにっしーは
私の方へカメラを向ける



「やだ、」

西「やだねぇ〜ごめんね」

「でもにっしーが悪いわけじゃない…、」

西「んふ笑 優しいねぇ」



ふにゃ、と私の好きな笑顔を私に向けるにっしー

その笑顔を見ると
少し恐怖が薄れる




しばらく進むといかにもなにか出てきますよ
みたいなドアが現れた



「これ絶対ダメなやつだよ、」

西「これはまずいね〜笑」

「…一気にいっちゃう、?」

西「おっ!すごいじゃん」



せーの、と二人息を合わせ走りだす



バタンッ!!!



「いやあああああ!!!」

西「大丈夫大丈夫!後ろ見ないで!」



案の定、扉が開き何かが出てきた

ここで振り返ったらおわりだ、
一目散にただひたすら前を目指す


やだもう本当にお化け屋敷なんて大っ嫌い
誰がこんなの作ったのもう



西「Aこっち!」



にっしーに腕を引っ張られ小さな小部屋に入る

終わった、?



「もういない、?」

西「ん、大丈夫。」




さっきの道を見返しながらにっしーが答える



「はぁ〜…、こわい、」

西「大丈夫?じゃないね笑
泣いちゃってるじゃん〜かわいそうに〜笑」



袖を伸ばし私の涙を拭いてくれる



「あとどれくらい、?」

西「ん〜、笑
もうちょっとって言ってあげたいけど
まだ始まったばっかりだからなぁ」

「そうだよね…」

西「じゃあいいよ、」

「?」

西「俺に抱きついてていいよ
その上からジャケットかけて見えないようにしてあげる」



ね?とにっしーが首をかしげる


……今日のにっしーは世界中が惚れるよ、、

あとでみさちゃんにも教えてあげよ…




お化け屋敷→←お化け屋敷



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
259人がお気に入り
設定タグ:AAA , 愛され , メン入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Maria(プロフ) - おもしろいお話をありがとうございます!更新楽しみに待ってます! (2020年1月13日 19時) (レス) id: b602b67782 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - AAAみさちぁと秀太くん寄りのオールです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月31日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます! (2019年12月18日 23時) (レス) id: 5ee54fe553 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 面白かったです! こらからも頑張ってください! (2019年12月18日 8時) (レス) id: 3d09ff0bd0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にこ | 作成日時:2019年12月12日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。