AAAの末っ子

彼氏 ページ21

ー宇野side



空き時間。
楽屋のソファに座りのんびりしていると
隣に座っていたAが小さく声を上げた



宇「どうしたの？」

「ねぇ、みさちゃんはさ
メンバーの中で彼氏にするんだったら誰？」

宇「え？どうしたのいきなり笑」



Aにしては珍しい質問を投げかけてくる



「いやぁ最近雑誌とかでも
メンバー内だったら誰を彼氏にしたいですか？
っていう質問ばっかりでさ？笑」



みさちゃんだったら誰なのかなぁって、
とAが楽しそうに聞いてくる


この手の質問は昔からもう何十回もされてきた
多分男子メンバーもだろうけど。笑

でもそれは昔の若い時の話で
一旦は落ち着いたのかと思ってたけど
また最近よく聞かれるようになってるらしい



宇「うーん、迷うよねぇいつも笑」

「私毎回違う人答えてたきがする、昔」

宇「わかる！日によって違うよね！」

「そう！にっしーと喧嘩してた日に聞かれたら
絶対にっしーって答えないし笑」

宇「あはは！そうそう！笑」




懐かしい話につい会話が弾む



「で、今だったら誰選ぶのかなぁって気になって笑」

宇「うーーーん…え〜誰だろう〜迷うなぁ〜
Aは？」

「私はねぇ、だっちゃん」

宇「あら、なんで？」

「この前私が好きなドーナツ買ってきてくれた！」

宇「Aはすぐ食べ物に釣られる〜笑」




だからうちの楽屋には
Aのことが大好きな男子メンバーによる
貢ぎ物(笑)が絶えないんだよ？

今だって、多分冷蔵庫の中には
真司郎が買ってきたAへの飲み物がはいってるはず。笑




宇「そういえば、
この前にっしーにサングラスもらってなかったっけ？」

「あ！そう！かわいいやつ！
あ。そしたらにっしーでもいっか！笑」

西「え！なに！？俺のこと呼んだ！？」

宇「え？」




Aと同時に顔を上げれば
いつの間に戻っていたのか
にっしーが目の前に立っていた



「呼んだわけではない笑」

西「え〜〜…」



Aにそう言われ、
肩を落とす『A大好き人間』笑




宇「にっしーは本当にA好きだよね笑」

西「好き！」

宇「即答なんだ」

西「A！好きだよ！」

「えっなにいきなり、」




変なスイッチが入ったのか
Aを追いかけるにっしーと
それから逃げ惑うAの図。笑


なにこれ笑

仲がいいのはいいことだけど、

楽屋でこれをやってるっていうのが
一番やばいと思う。笑




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