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サングラス ページ20

ー西島side



「にっっっしーーー!!」

西「名前の頭文字2文字ちゃ〜ん、おいでーー!」




廊下の向こう側。

俺を見つけたAが、
俺の名前を叫びながら走ってくる

それを受け止めようと
大きく手を広げて立ち止まれば、
隣を歩いていた與が
「先行ってるで」と呆れた様子で俺に言う


ふん、どうせ、なんだその顔とか思ってんだろ!

いーもんね!A可愛いんだもん!
真顔で受け止められる奴の方がおかしいし!


荒れる前髪なんて気にせず
走ってくるAが愛おしい


俺の目の前まできたAは一度立ち止まると
「ありがとう!!!」と飛びついてくる




西「いーえ笑
気に入ってくれた?」



Aの持っている小さな袋へ視線を移す

中身はサングラス


先日誕生日だったAに
少し遅めの誕生日プレゼント。


朝、Aより先に来た俺は
楽屋のテーブルの上に置いておいた

ちょっとしたサプライズ。



「もちろん!!」

西「かけて見せて?」

「うん、ちょっと待って…」




Aは袋から大切そうに
ケースを出すとゆっくりと開ける



西「袋、持ってるよ」

「ありがと」



ふふ、と嬉しそうに取り出すと
サングラスをかけるA



「どう?」

西「ん、かわいい。
さすが俺の見立て完璧。笑」

「ふふっ」

西「実はね、」

「ん?」

西「それ、俺とおそろい」

「うそ!」

西「ほんと笑」




そう言えば、
にっしーとお揃いなの!?嬉しい!
とAは満面の笑みを浮かべる


ほんっとにかわいいな、笑


與だったら、
「にっしーと一緒なんて嫌や〜」
とか絶対言うからな笑



「にっしーも今持ってるの?」

西「持ってるよ〜、ほら。」



胸ポケットに入っていた
サングラスをかける



「ほんとだ、おそろいだ〜!」

西「レンズの色が少し違うんだけどね、」

「そうなの?」

西「うん。
Aは目の色素が薄いから
俺のより少しだけ色濃いんだよ」

「へえ〜!」




Aの顔からサングラスを取ると
俺のと並べて、ほら、と見せる



「ほんとだ」

西「でも他は一緒。笑」

「嬉しい〜…、
ちょっとみんなに自慢してくる!」




みんな来たと思うから!
と楽屋にまた走っていくA


あ、袋忘れてっちゃったよあの子笑

まあいっか、

あんなに喜んでくれたら
あげるかいがあるよなぁ


来年はなにあげようかな〜笑


早すぎる悩みを頭に浮かべながら
スタジオに向かおうと踵を返す


與に自慢しよーっと。笑



.

彼氏→←貧血



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Maria(プロフ) - おもしろいお話をありがとうございます!更新楽しみに待ってます! (2020年1月13日 19時) (レス) id: b602b67782 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - AAAみさちぁと秀太くん寄りのオールです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月31日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます! (2019年12月18日 23時) (レス) id: 5ee54fe553 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 面白かったです! こらからも頑張ってください! (2019年12月18日 8時) (レス) id: 3d09ff0bd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にこ | 作成日時:2019年12月12日 9時

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