デュエット ページ14
ー日高side
日「A、いける？」
ステージ裏。
少しの照明しかないせいで
Aの顔は見えづらいけど
しっかりうなづいているのを確認する。
行こうか、と
階段を上がろうとすると
Aの手が伸びてきて
「だっちゃん」と俺の名前を呼んだ
日「なに？」
「会場のみんな、惚れさせようね」
ニッ、と口角を上げるA
いつもの可愛い笑顔ではなく
人を魅了する大人びた表情
相変わらずスイッチが入るとすごいな、こいつは。
気を抜くと一緒に演出する側の俺まで
雰囲気に飲み込まれてしまいそうだ
日「あたりまえ。」
「うん、行こ」
コツン、と軽くこぶしを合わせると
ステージへと続く階段を二人で登った
ーーー
日「いやぁ〜盛り上がったね！」
「ねぇ〜みんなどうだった？
惚れてくれた？笑
だっちゃんかっこよかったでしょ？」
Aとのデュエットも終わりMCへと入る
裏にいたメンバーも全員集まって横一列で並んでいる
『かっこいい〜〜！！』
そんな声が客席から上がると
Aは嬉しそうに、でしょ〜？と目をほそめる
西「いやAもかっこよかったよ」
「ほんと？」
真「ほんと！もう裏でずっと実彩子が
『Aかっこいいよ！』って俺の肩バシバシ叩いてきたもん」
宇「ごめんって笑」
「うれしい〜…笑」
西「Aかっこよかったって人！！！」
そう言って西島が手を挙げれば
一斉にペンライトが上がる
西「ほらぁ〜〜！！！」
「え〜〜！ほんとにうれしい！！」
なぜかAより嬉しそうな西島はさらに
「Aに惚れた人！！」とまた手を挙げる
そして当たり前のように上がるペンライト
「わぁ〜！うれしい…
だっちゃんやったね！！」
そう言って嬉しそうなAは
手を広げながら俺の方へ突っ込んでくる
それを受け止め優しくハグをすると
満面の笑みで俺を見る
宇「あ、いつものAに戻った笑」
真「ほんまや笑」
「なにそれ笑」
末「なんかあれだよな
日高とラップするとA人格変わる」
「え！？」
驚くAだけど
メンバーはもちろん、ファンの子達もうなづいている
宇「そうだよ〜
可愛いAが日高くんによって消えちゃう笑」
西「俺らのAだぞ！日高！」
日「いやそれなら俺のAでもあるだろw」
冷静に突っ込めば客席からは悲鳴が上がる
隣を見れば、Aは未だにポカンとしている笑
⇨
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Maria(プロフ) - おもしろいお話をありがとうございます！更新楽しみに待ってます！ (2020年1月13日 19時) (
レス) id: b602b67782 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - AAAみさちぁと秀太くん寄りのオールです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月31日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！ (2019年12月18日 23時) (レス) id: 5ee54fe553 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 面白かったです！ こらからも頑張ってください！ (2019年12月18日 8時) (レス) id: 3d09ff0bd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2019年12月12日 9時
