キセキの世代の7人目、バレーします。

第35話 ページ43

半ば引きずられる形でコートに連れてかれた所に、メガネに緑のジャージを着た男の人が体育館に入ってきた。

救世主かと思った。

？「練習試合っ！相手は県のベスト4！青葉城西高校！」

まさか入部したその日に練習試合の情報が来るとは………。

菅原「青城！？」

あ、有名なんだね。

確かに県のベスト4って、強いよね。

え？待って？
県ベスト4！？←今、事の重大さに気づいた。

？「お！君らが問題の日向くんと影山くんだね。今年からバレー部顧問の武田一鉄です。」

あ、顧問の先生だったんだ。

聞けば、武田先生は、バレーの経験がないらしい。

僕と同じか。

にしても………。

「よくベスト4と練習試合組めましたね？」

澤村「まさかまた土下座を……？」

武田「してないしてない。土下座得意だけどしてないよ今回は(・・・)。」

土下座が得意ってどういうこと？

土下座って特技にできるっけ？

武田「ただ………条件があってね？」

条件？

あれ？
練習試合って条件付きで組むものだっけ？

武田「影山くんをセッターとしてフルで出すこと。」

それ、完全にナメられてるね。

田中「なんすかそれ、烏野自体には興味無いけど、影山だけはとりあえず警戒しておきたいってことっすか？なんすかナメてんすか？ぺろぺろっすか？」

最後何言ってるか分からない………。

菅原「いいじゃないか。」

えっ………？
いいのか？

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