キセキの世代の7人目、バレーします。

第32話 ページ40

影山「俺達には"信頼関係"なんて微塵も無いが…………次もボールは俺が持っていく。信じて飛べ。」

信頼関係が微塵も無いって言うのは失礼だけどね。

それから何度もやるが、速攻は失敗続き。

まぁ、難しいよね。

山口の打ったサーブを田中さんがあげると、日向はブロッカーに向かって走ったかと思えば、すぐに方向転換。

日向はすばしっこいから、普通の人がついて行くのは困難。

な？
躱せばあいつに適うやつは、同じすばしっこいやつだけ。
ここにいるすばしっこいやつは、日向だけなんだよ。

それから何度も決まり、24対23。
ギリギリリード。

こんだけ追い詰めれば、まぁ、大丈夫でしょ。

月島「そう何度も抜かせるか！」

日向が飛んだところに、月島も跳ぶ。

しかし、トスはフリーだった田中さんに。

完全にフリーだった田中さんは、「いらっしゃぁぁぁい！！」と叫びながら決めた。

これで1セット先取………

田中「どうだゴラァァ！月島コラ！」

田中さんが上着を脱いで威張り始めた。

菅原「なんでお前が1番いばってんの、田中！」

縁下「そうだ！1年のおかげで打ててるくせに！」

菅原「態度でかいぞ！」

木下「脱ぐなハゲー！」

最後の悪口だよね？

田中「今普通に悪口まぜたの誰だゴラ！」

「木下さんでーす(棒)」←先輩を売る後輩

木下「藤原！？」

知らない知らない。

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