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第14話 ページ20

北川第一に着くと、暁音はスマホを見ながら校門で待っていた。

時刻はもう8時近く。
女の子なんだから、暇そうにしてる兄さん使って帰ればいいのに。

「ごめん暁音。凄く待ったよな?」

暁音「遅い……。春夏兄さん、部活しないと思ってたから、ずっと待ってた。」

真顔で言われると、申し訳なくなる。

「ほんとにごめん。というか、そんなに待つぐらいなら、兄さん使えばいいじゃん。」

暁音「冬樹兄さんはダメ。危ない。」

確かに。

兄さんは極度のブラコン・シスコンだけど、顔だけは男らしくて、モテる部類だと思う。
現に、東京にいた頃はたくさんの人と付き合っていた。

全員に振られてたけど。

まぁ、そんな兄さんだ。
思春期の女の子から見たら、「かっこいい、兄弟想いの男の人♡」みたいに見られるだろう。

まぁ、兄さんがかっこいいのは僕も認めるよ?
シスコン・ブラコンじゃなければ。

だから、暁音が兄さんを呼ばなかったのは正解だし、暁音の言うことにも共感できる。

「んじゃ、帰るか。あと、これから僕、部活入ったから帰り遅くなるし、僕が迎えに行くのが待てなかったら兄さんか母さんを呼んで。こんな夜に中学生の女の子1人で待つって危ない。」

暁音「分かった。はぁ……、これで春夏兄さんがモテない理由教えてよ……。確か、中学ではファンクラブなんてあったんでしょ?」

ありましたね………そんなこと。(詳しくは番外編へ!)

暁音「告白とか多かったんじゃない?」

「うん。でも、赤司達ほどじゃなかったよ。」

暁音「うん。春夏兄さんは勿体ないからね。」

「勿体ないは余計な。」

なんて他愛もない話をしながら、家に向かった。

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葉月 愛衣(プロフ) - 紗倉愛莉さん» 教えて下さり、ありがとうございます^^*この作品は、もうこのままで行きますが、他の作品で変換されるようにします^^* (2020年8月23日 10時) (レス) id: ce1b53c37e (このIDを非表示/違反報告)
紗倉愛莉(プロフ) - 名前変換の仕方分からないと言ってますが、小説を最初に作るときやり方1話の場所に書いてあった筈ですよ。(名前)と打つだけで変換されます (2020年8月23日 10時) (レス) id: a55cfbf187 (このIDを非表示/違反報告)
碧鳥(プロフ) - 薊さん» 応援、ありがとうございます!面白かったと言っていただけて嬉しいです! (2020年7月1日 0時) (レス) id: ce1b53c37e (このIDを非表示/違反報告)
- 試験頑張ってください!!面白かったです (2020年7月1日 0時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉月 愛衣 | 作成日時:2020年6月24日 22時

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