感情を忘れた少女は三雲の妹！？【ワールドトリガー】 (ページ3)

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１話ページ3

ゲート発生

けたたましいサイレンの音が鳴り響く
だが、三門市の人は慣れてしまった
しかし今回はいつもとは違った

｢ここが玄界……
久しぶりだな
この国も腐ったもんだ｣

違ったことと言えばいつもならトリオン兵が出てくるハズのゲートから少女が出てきたことだろう

｢おっと、太刀川さーん
きこえます？
ゲートから出てきたのが人なんですけど｣

《人型？
おい、時間を稼げ
俺がやる》

｢はいはい、そういうと思いましたよ

お前、ネイバーか？｣

｢私は向こうの世界からきた｣

その少女は嘘を嫌った

｢ふーん
お前をボーダー本部に連行する
抵抗しないでほしいなー｣

｢抵抗するな、だと？
私に命令するな！！｣

｢あらら
太刀川さーん
怒らせちゃいました
戦闘を開始します

こちら、出水
人型ネイバーを遭遇
交渉がうまく行かなかったため、戦闘を開始します｣

少年は戦闘を開始した
少女は策士だった

｢メテオラ！！｣

少女はよけなかった

｢っ……
過剰防衛という言葉を知ってるか？
私は戦闘の意を示していない
なのにお前は攻撃した｣

少女も刀を抜いた

｢おい、出水
変われ
俺がやる｣

｢あれ？
太刀川さん
今からイイトコなのにー｣

｢隊長命令だ｣

｢ちぇ｣

｢おい、本気でやれよ？｣

少女は策士だった

｢もちろんだ
『華龍』！！｣

少女も本気を出した

｢うぉっと
やばいなー
旋空弧月！｣

刀と刀がぶつかり合う音が聞こえる

｢『ボルグ』
なかなかだ
だが、こっちは何回戦争を経験したか
経験の差だ
思い知れ｣

少女は男の胸を刺した

トリトン機関破損
ベイルアウト

｢これくらいでいい」

｢太刀川さん！？
俺も遊んでよ」

｢いや、これくらいでいい
投降する｣

少女は戦闘を好まなかった

｢はぁ！！！？

えっと、こちら出水
人型ネイバーを連行します

ほら行くぞ｣

｢ああ｣

『華龍』︰弧月のようなもの
弧月と異なるところはトリトンを調整することによって長さを変えることができる

『ボルグ』︰シールドの強化版
トリトンを多く使う変わりに割れにくい