期間限定マネージャー【ハイキュー】 (ページ9)

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8話ページ9

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｢なんで女がいる？｣

『そんな威嚇しないでよ。

わたし結構面倒見良いタイプだから、仲良くなったらラーメンとか奢ってあげるよ？』

ヘラッと笑いながら言うと、｢質問に答えろ｣と言われた。

さっきまでバスの中は賑やかだったのに、今はわたしとこいつの声だけが響いてる。
空気わるっ(笑)

『合宿期間中のマネージャーを頼まれた』

｢いらない、帰れ｣

おおっ、即答！

何で初対面なのにこんな敵意剥き出しなんだこいつ。

『自分が昨日学校休んでてわたしの情報なくて？

遅刻してきた分際で質問に答えろって？

しかも次は｢いらないから帰れ｣？

なんでもかんでもお前の思い通りになると思ってんなよ？

後輩。』

反論されたのが気に触ったよう。

狂犬ちゃんと呼ばれるこいつは、随分と感情任せなヤンチャボーイらしい、歯をむき出しにしながらわたしの胸ぐらを掴んできた。

強制的に立ち上がらされたわたし。

3年達が立ち上がり、慌てて間に入ろうとした

けど

止められるのはやだな。

『わんこにはちゃんと、

主従関係ってのを教えてやんなきゃだね』

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(及川side)

『わんこにはちゃんと、

主従関係ってのを教えてやんなきゃだね』

不敵に笑うAチャン

な、何でそんな挑発しちゃうかなあ？！

ズダン

京谷｢い”っ！｣

皆｢｢｢え｣｣｣

俺たちは自分の目を疑った。
いや、今も尚疑っている。

─今見た光景を。

─今この景色を。

胸ぐらを掴まれていた腕を掴み、外側へ捻りあげ

狂犬ちゃんの足を払い除け、体制が崩れた隙をついて

上に乗る。

右手で狂犬ちゃんの手を後ろで拘束し

左手でうなじを掴み地面に抑え付けているAチャン。

バス内は凄く狭いのに、動きは目を惹くほど鮮やかで

みんなが固まってその光景を見ていた。

及川｢え？え？｣

花巻｢まじかよ、、｣

『狂犬病の注射は持ってないやわたし。』

そりゃそうでしょ、

そんなの持ってたら怖いよ！

京谷｢ぐっ、退け･･･この！｣

必死にAちゃんを退けようと動く狂犬ちゃんだけど、Aちゃんの一言で大人しくなった。

『バレーが二度と出来なくなってもいいんだ？』

狂犬ちゃんの顔が歪んだのがわかった。

やばい、狂犬ちゃんの腕が折られる？！