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影山くんの場合 ページ2

 


影山くんはバレー以外に関心がないんです。
 
 
 
 
 
それは、体育でサッカーをやってた時のこと。
 
私はたまたま保健室の窓から見てたんだけど。
 
 
 
 
 
影山くんは、サッカーのルール知らないくせに運動神経がいいからか、ボールを蹴り進めてたんだよ。
 
 
 


やべぇ、影山がすげぇ勢いで突っ込んでくるぞ!
 
 
 


なんて相手チームが叫んでた。
 
 


 
誰か!アイツを止めてくれぇ!
 
 
 
任せろ!俺が止めぇぇぇる!
 
 
 

そう叫んだのは相手チームであるサッカー部のエース山田くん(だったかな)。影山くんの前に自信満々立ちはだかった!!
 
 
 

そんなエース山田を影山くんは
 
 


 
避け…
 
 
 

避け…
 
 
 
 
 
避けたぁぁぁぁ!!!??
 
 
 
 
 


もうサッカー部の面目は丸潰れだよ影山くん!!
 
 
 
 
颯爽とエース山田を抜いた影山くんだったが、その後、何でもないところでボールに躓いて転んだ。
 



転んだ。転んだのだ。
大事なことなのでもう一度。転んだ。
 
 
 
 
 
 
 
ボールは躓いた拍子にゴールイン。
良かったね。
 
 
 
 

案の定、起き上がった影山くんの顔は真っ赤だった。それがとてつもなく可愛かったのです。
 
 
 


はぁ、今すぐ保健室から抜け出して抱き着きたい。
 
 
 


って衝動に駆られてました。
そんな私を誰か殴って。
 
 
 
 
 
 
 
 
────────────────────
 
 
 
 
菅原「試合に勝って勝負に負けたってこういうことだな。」
 
 
 
日向「転んだの俺も見た!ぷっ、影山…」
 
 
 
影山「日向ボゲェェェ!!!!!」
 
 
 
澤村「お前ら、Aの最後の発言はスルーなのな」
 
 
 
 

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作者名:人畜無害。 | 作成日時:2017年11月23日 20時

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