▽ ページ5
確かに、出会った当初よりは仲良くなった。
前まではくんづけで呼んでたけど今は呼び捨てだ。
まぁ、それはただ単に、月島がいい感じに性格が捻れてて、いつも私の地雷を踏んでくるから、くんをつけて呼ぶ必要も無いなと思って呼び捨てにしたんだけど。
あの頃の月島への羨望は今はあるはずもなく。
だって、ホントに地雷踏むの得意だからね、あの人。
今や、月島のばーか!くらいの感情しかない。
そんなこと本人に言ったら絶対いびり殺されるけど。
月島「…はぁ。
あの頃は大人しかったのにね、一ノ瀬。」
机に頬杖をついて私を鼻で笑う月島は
画になっていて腹が立つ。
イケメンは何したってイケメンってか。
『 …月島だってそうじゃない。
こんなに性格悪いってあの時知ってたら絶対関わらなかったのに』
月島「ふーん?
あーぁ。
主将に写真の件の許可取ろうと思ってたけど、たった今そんな気失せちゃったなぁ〜。一ノ瀬のせいで。」
『 あぁああ!!ごめんなさい!ごめんなさい!
ツッキー今でも性格悪くないよ!?超良いよ!
だから許可取ってよお願い〜…』
月島「調子良すぎデショ…。
はぁ。しょうがないから許可取ってあげる。
…あ、一ノ瀬もちゃんと来てよ。」
『 ホントに!?ありがと!!』
まぁ、最終的には困っている人を放って置けないタイプなんだろう、彼は。
素直じゃないけど、
基本的に優しいのが月島です。
1476人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:人畜無害。 | 作成日時:2017年10月20日 20時