【HQ】突然ですが、青春撮ってこい。 (ページ37)

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番外編▼クリスマスネタかと思いきや。ページ37

※時系列的には1回目の合宿後でっせ。
※やっとのことで国見ちゃんを投入。やっちまった(^q^)
　
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国見side
　
　
　

夏休み、青城のスタメンで遊びに行くことになった。提案したのは言わずもがな及川さん。
　
　
　
炎天下の中、駅前のオブジェに寄りかかり、みんなを待っていた。
　
　
しくじった。早く着きすぎた。このままだと太陽に晒され続けて死ぬ。確実に焼け死ぬ。
　
　
集合時間までまだ時間もあるし、どこか涼しい場所にでも避難しようか、と考えていると後ろから声をかけられた。
　
　
　
「あのぉ、すみません…」
　
　
振り向けば、明るめの茶髪の同い年くらいの女子が3人。これは明らかに俺に話しかけてきてる…が、彼女らに心当たりがない。だれ？
　
　
「…なにか？」
　
　
面倒だったが、振り向いてしまった手前、無視することが出来ずそう返した。すると、真ん中にいた女子が目をギラつかせた。え、なに怖いんだけど。
　
　
「今、お暇ですかぁ？良かったら一緒にお茶でもどうですか？」
　
　
「いや、友達待ってるんですけど、」
　
　
「お友達？え〜じゃあその友達も一緒に！！！」
　
　
あ、これガチで面倒なやつだ。しかも、よりにもよって一人の時にだ。逆ナンされるなんて思ってもいなかった。なんだよ、夏休みはみんな浮かれるのかよ。
　
　
薄着の女子は腕で胸を寄せ上げ強調し、上目遣いで俺を見上げてくる。
　
　
これが世にいう肉食系女子か。
うわ、俺食われるんじゃない？金田一とか早く来いよ。…あ、だめだアイツ。絶対顔とか赤くするわ。
　
　
　
金田一への助けも諦めて、周りに誰か助けてくれる人はいないか探してみる。
　
　
　
「…あ。」

　
「え？なになにお兄さんどうしたの〜？」
　
　
「連れ、来たんで。」
　
　
ぐいっと近くを偶然通った連れ(じゃないけど)の腕を引っ張った。
　
　
　
「うおっ！？」
　
　
「影山、遅い。待ったんだけど？」
　
　
影山「国見…」
　
　
　
そう、俺の目の前を通ったのは中学時代のチームメイト影山飛雄だった。

　
　
　