【HQ】突然ですが、青春撮ってこい。 (ページ35)

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データページ35

　
　
『あ〜いい湯だった』
　
　
　
時は過ぎて、夜。
風呂から上がった私は夜の校舎をプラプラ歩いていた。
　

　
　
『夜の校舎撮るのもいいかもなぁ』
　
　
　
　
そう思い、風呂上がりなのにも関わらず、ぶら下げているカメラを構える。
　
　
　
　
パシャりパシャりとシャッターを切りつつ、女子マネの部屋までの道のりを歩く。そこでふと、気がついた。
　
　
　
　
音駒の人達の部屋だ。
部屋と言っても教室だから中が見える。
　
　
　
　
部屋の中では部員達が思い思いに過ごしているようで、孤爪さんはゲームをしているのが目に入った。その横に、かまって欲しくてちょっかいを出しているであろう黒尾さんが。
　
　
仲良いな、なんて思いながら通り過ぎようとすると、黒尾さんがこちらをちらりと見た。
　
　
　
　
すると、ニヤニヤと笑って私に手招き。
　
　
　
　
　
黒尾「Aちゃん、チョットおいで」
　
　
　
『い、イヤです…』
　
　
　
黒尾「ほれ、いいから行くぞ〜」

　
　
『うわぁぁぁぁぁあ』
　

　
無理矢理引きずり込まれた。
　
　
教室にはズラリと男子高校生。
うぐぅ…肩身狭すぎる。
　
　
　
灰羽「一ノ瀬、風呂上がり？

なんでカメラ持ってんだ？？」
　
　
　
『風呂上がりにいい感じの撮れるかも〜って思って持ってきたの！』
　
　
　
あの、めっちゃ関係ないけどさ、灰羽くん座ってんのにでけぇ。私より頭一個分高いぞ？ここまでいくか？？

なんで座ってるのに見上げないといけないんだ…
　
　
　
灰羽「すっげー！見せて！！」
　
　
そんな私の思考とは裏腹に、灰羽くんは目をキラキラと輝かせて私のカメラを覗き込んだ。
　
それに続き周りも、俺も俺もとやってくる。
うわぁ…、モテる女子はいつもこんな感じなのかな
　
　
近くに男子高校生が詰め寄りすぎたせいか、私はキャパオーバー。
　
　
カメラを灰羽くんにパスった。
　
　
　
灰羽「うぉっ、」
　
　

　
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お久しぶりでごあんすԅ( ˘ω˘ ԅ)
　
人畜無害。です。
受験勉強の息抜きとして久しぶりに更新を……。
　
　
今日か明日中に番外編書こうかなぁ、なんて野望を抱いておりますぐへへ(^q^)
　
　