【HQ】突然ですが、青春撮ってこい。 (ページ31)

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『何してるんデスカ…』
　
　
　
　
影山「んがっ、」
　
　
　
　
　
シャッター音と笑う声が聞こえて目が覚めた。
　
　
隣では影山くんが唸り声をあげながら歯ぎしり。起きる気配は皆無。その間にもパシャパシャとシャッター音が。
　
　
　
　
　
田中「一ノ瀬、おま、寝顔ヤバかったぞ」
　
　
　
西谷「白目剥いてた！」
　
　
　
　
　
犯人はこの二人で間違いない。
うら若き乙女の寝顔をタダで撮るとは…！！許すまじ。
　
　
　
　
　
　
月島「ぷっ、王様と揃いも揃って白目とか」
　
　
　
　
山口「ちょ、ツッキー…ぶはっ、！！」
　
　
　
　
　
前の席の2人も失礼なことに笑っている。
　
　
　
　
『盗撮は犯罪ですからね！？
　
しかも華のJKの寝顔！お金取りますよ！？』
　
　
　
　
　
西谷「華…？」
　
　
　
　
『あの…何で、本当に意味わかんないんだけど。みたいな目で私を見るんですか…しかも全員！！』
　
　
　
　
そう、バス内にいる全員が私を見て首を傾げたのだ。
　
打ち合わせでもしたんですか？
　
　
　
　
月島「お前の寝顔に価値とかあるの？」
　
　
　
　
『 ……影山くんっ！起きて！私一人じゃもう色々無理！！』
　
　
　
　
そう！私たち白目同盟組んでた仲じゃない！！
(※組んでない)
　
　
　
　
　
影山「ん…、あ？一ノ瀬か」
　
　
　
　
まだ寝ぼけ眼の影山くんが私を見てそう呟いた。
　
　
　
　
『おはよう影山くん助けてよ』
　
　
　
　
影山「？？」
　
　
　
　
『私たち2人の白目寝顔写真が…！！』
　
　
　
　
影山「…お前、白目で寝んのか」
　
　
　
　
　
『なんでちょっと引いてんの…影山くんもだからね！？』
　
　
　
　
　
みんなボケ倒すからツッコミが追いつかない…。
　
　
　