【HQ】黒が白を汚すんだ。【青葉城西】

BLACK ページ21

　





　
　
「ちょっと、Aちゃんドリンク〜」
　
　
　
　
　
『 はいどうぞ。』
　
　
　
　
　
真白かれんに誘われ、(強制)入部したバレー部。マネージャーになって3日経った。
　
　
　

　
マネージャーになったからにはしっかりと務めをこなさなければ。そう思い、屈辱ではあるけど真白かれんにマネ業を教えてもらった。
　
　
　
　
　
そして今は部活の休憩中。
　
及川さんはスポドリをグビグビ飲みながら訊ねてきた。
　
　
　


　
「このスポドリAちゃんが作ったの？」
　
　
　
　
『 そうですけど…』
　
　

　
「ゲロまずー！さっすがAちゃん！ 」
　
　
　
　
　
ふぁっきゅ。
　
かれこれ三日、及川さんに絡まれている。
もうね、しつこいレベル。
　
　
　
　
　
『 ゲロまずいなら飲まなくて結構ですよ。
　
さ、ボトル寄越してください。』
　
　
　
　
そう言ってボトルを取り返そうとするとひょいっとよけられる。
　
　
　
　
「ほんっっとに可愛くないよね、Aちゃん！！！」
　
　
　
　
だからなんだよ。
　
　
とは言わないでおこう。
　
　
　
　
　
　
私と及川さんの隣の方では…
　
　
　
　
「はい、どうぞ、一先輩！一静先輩！」
　
　
　
　
「お〜ありがとな、かれん。」
　
　
　
　
「さんきゅー、かれん。」
　
　
　
　
　
という会話が。
　
　
　
　
　
　
　
それを見た及川さんは思いついたようにぽんっと手を打った。
　
　
　


　
「Aちゃんも俺達のこと名前で呼んでもいいよ？」
　

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