知り合いでした【梅原裕一郎】

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梅「ただいま〜」

『お帰りなさい』

斉「お邪魔しま〜す！」

「壮馬さん！」


最近よく壮馬さんが来る。

2日に一回くらいは来てるんじゃないかな？


斉「いやー、ごめんねー？」

『大丈夫ですよ、楽しいんで』

斉「わーんもう可愛い〜！」


そう言うと壮馬さんがギュッと抱きついてきた。


壮馬さんすごい良い匂いがする…。




梅「…ご飯の準備するね」

『あっ、私も…』

梅「大丈夫」


そう言って梅原さんはさっさと台所へ引っ込んでしまった。

なんだろう、最近梅原さんが微妙に冷たい気が…


特に壮馬さんが居ると。


斉「じれったいなぁ…」

『えっ？』

斉「何でもないよ。可愛いなぁって思っただけ」

『可愛いって…』


なんとなく納得いかない顔をすると、壮馬さんは そのうちわかるよ と言った。


梅原さんと一緒に居てもう2年目になる。


壮馬さんだって、毎日一緒に居るわけではないけど、長い時間側にいる。


なのに、私は未だにわからない事だらけだ。

声優さん同士だと何も言わなくても意思疎通ができてるようにみえて、たまに切なくなる。


きっと私には……。

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