228話 すれ違い ページ30
Aside
迅｢太刀川さん、どうしたものかね〜。｣
出水｢ああ見えて意外と弱いとこあるからな、太刀川さん。｣
二宮｢告白する時もかなり悩んでたみたいだしな。｣
A｢何で…そんな気になるんだろう。確かに私はボーダーの皆が好きだけど…太刀川さんに対する“好き”って気持ちは特別なのに…。｣
ポツリ。
｢！｣
迅｢ふふっ。その通りだね。Aちゃんはこーんなにも太刀川さんに惚れてるのにね。｣
出水｢お互いの事以外考えられないくらい好きなのになー。｣
二宮｢…その気持ちをきちんと太刀川に言えば良い。｣
A｢！｣
迅｢…うん。それがきっと1番良いと思う。｣
出水｢今すぐじゃなくて良い。お前の気持ちが落ち着いたら…もう一度太刀川さんと話してみろよ。｣
二宮｢…。｣
ポンッ。
二宮先輩は優しく頭を撫でてくれた。
A｢…ありがとうございます。｣
太刀川side
スタスタ。
また……泣かせてしまった。
1番守りたい奴を…俺自身が傷つけて…。
太刀川｢何やってんだよ…俺は…。｣
ピタッ。
太刀川｢！｣
廊下の先にはAと二宮が居た。
Aは泣いて、二宮に抱きついている。
二宮はなだめるように頭を撫でていた。
ズキッ。
太刀川｢っ……。｣
その光景を見てるのは今の俺には酷く苦しかった。けど…そうさせたのは他でもない俺自身だ。
スタスタ。
太刀川｢俺は……。｣
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ヒナコ(プロフ) - とてもおもしろかったです(*ゝω・)ﾉ やっぱり太刀川さんカッコイイです！！！！！続き楽しみにしてます。更新頑張ってください！！！ (2021年2月14日 23時) (
レス) id: 9558fcebee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2019年4月20日 15時
