169話 襲撃9 ページ20
太刀川side
タッタッタッ。
太刀川「…。」
Aが苦しそうな表情をしていた。今回の敵が…居なくなったと思っていた幼なじみだから。
Aに…サクヤが何故ボーダーを潰そうとしているのか…その理由を話そうかと思ったが、話さなかった。
話してしまえばまたAは自分を責めるから。
太刀川「だから…俺の手で終わらせてやる。」
タンッ。
朔也「やっぱり来ましたね。…Aは愛梨の方に行ったのかな?」
太刀川「…。」
朔也「無視ですか?酷いなぁ…。まぁあなたを潰せばAも来てくれますよね。」
ドンッ。
太刀川「!ちっ…。」 ヒュッ。
間一髪で攻撃をかわす。
朔也「右腕はさっき使えなくしましたからね。動くのも一苦労でしょう。トリオン体じゃないのは不便ですか?」
太刀川「…別に。」 ダンッ。
朔也「!」
太刀川「お前の能力の一部は分かったぜ。お前の手をお前自身に触れさせれば…どうなるんだろうな?」
朔也「!?」 ドンッ。
キィンッ。
サクヤのトリオン体が解けた。
朔也「くそ…。」
太刀川「やっぱりな、思った通りだ。お前の手に触られれば否が応でもトリオン体が解ける。が、それはお前自身も同じだ。」
朔也「…。」
太刀川「これで対等だな。さぁ…始めるか。」
スッ。
俺は木刀を構える。Aが迅から貰ったやつ。こっそり持ってきて正解だったな。
朔也「…あぁそっか。そのハンカチ…Aのか。おかしいな?Aは僕のものなのに。何で他の男といるの?……許せないな。」
ゾッ。
太刀川「!お前…。」
朔也「いいですよ、始めましょう。あなたにとって絶望の時間をね。」
スッ。
チャキッ。
太刀川「!」
朔也「驚きました?本物の刀なんて向けられたことないですよね。…けどもう遅いです。僕にとってあなたは邪魔な存在でしかない。…排除しなきゃ。」
ダンッ。
noside
セト「おや…。」
二宮「…よそ見してる暇があるとはな。」
セト「…もう少しあなたと戦っていたかったですが…そろそろ行かなければ。他の連中も揃うはずですしね。」
二宮「?…。」
ピクッ。
マヘス「ちっ…!今かよ…。じゃあなお前ら。命拾いしたな。」
タンッ。
迅「!まずい…、急いで太刀川さんの所に行くぞ!」
嵐山「待て迅!大量のイルガーが突っ込んでくるぞ!」
迅「くそ……!!」
91人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
嶺真(プロフ) - ソーメンさん» 返信遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます!頑張って更新したいと思いますのでこれからも応援よろしくお願いします! (2019年8月27日 18時) (レス) id: efd2ad212f (このIDを非表示/違反報告)
ソーメン - この後がすごく気になってたまらないです!今回の話が終わったら出来たらで良いのでワールドトリガーの漫画に沿って更新して頂けれたらなと思います! (2019年4月11日 15時) (レス) id: 3ab4414f7b (このIDを非表示/違反報告)
嶺真(プロフ) - ぬるぷよさん» 返信が遅くなり申し訳ありません。応援ありがとうございます!頑張って更新していきますので応援よろしくお願いします! (2019年3月21日 14時) (レス) id: efd2ad212f (このIDを非表示/違反報告)
ぬるぷよ - すごく面白いです! 続きが楽しみです!頑張ってください。 (2018年11月4日 10時) (レス) id: b378003baa (このIDを非表示/違反報告)
嶺真(プロフ) - タッチーさん» 返信遅くなりすいません。応援ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2018年8月6日 16時) (レス) id: efd2ad212f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:嶺真 | 作成日時:2018年4月2日 18時