135話 逃走3 ページ36
太刀川side
ダダダッ。
太刀川｢くそ！！どこだ！？｣
出水と米屋がこっち側にAが向かったって言ってたけど…本当かよ！？
太刀川｢……ったく。自分だけ気持ち言って逃げてんじゃねーよ。ずるい奴だな…。｣
ーーAの記憶が無い時のある日ーー
緑川｢ねぇ太刀川さん。いつAさんに告白するの？｣
太刀川｢ぶっ！？｣
出水｢それ俺も思ってました〜。｣
米屋｢俺も俺も〜。｣
風間｢俺もだ。｣
太刀川｢風間さんまでっ！？｣
風間｢随分長い事気持ちを留めてるだろ。｣
当真｢ホント太刀川さんよく我慢できるよな！俺だったら壊れてる。｣
東｢何か伝えない理由があるのか？｣
太刀川｢…こんな事言うと情けないとか言われるかもしれねぇけどさ。俺…怖いんだ。気持ちを伝えてあいつに拒否される事が。あいつとの今の関係が壊れる事が。｣
出水｢太刀川さん…。｣
太刀川｢俺が我慢してれば今の関係は壊れない。…それに、記憶のないAに伝えるとするなら尚更だ。｣
風間｢…それは確かに情けないな。｣
グサッ。
太刀川｢うっ！相変わらずはっきり言うなぁ。風間さんは。｣
風間｢お前が黒崎を思う気持ちはその程度だったとはな。俺はお前ならどんな事があっても黒崎の傍にいると思っていたんだが。｣
太刀川｢だからちゃんと傍にいるだろ。｣
風間｢見せかけだろう。お前自身の気持ちは抑え込んで決して黒崎には伝えはしないとブレーキをかけている。｣
太刀川｢！｣
東｢…まぁ、太刀川にも太刀川なりの考えがあるんだろう？風間のいう事も分かる。人にはタイミングってものがあるからな。｣
太刀川･風間｢…。｣
東｢太刀川、お前が気持ちを伝えたら今の関係が壊れるって本当に思ってるのか？｣
太刀川｢…あぁ。Aは俺をそういう対象として見た事無いだろうし。多少関係が進んだとしてもそれまでだ。｣
東｢…Aならちゃんとお前の気持ちに応えてくれると思うぞ。それが太刀川にとって良いものか悪いものかは別として。｣
太刀川｢え？｣
東｢Aはお前が思ってるよりしっかりしてる。気持ちを伝えた位で関係が壊れる事はないだろう。｣
太刀川｢！｣
当真｢そーそー！太刀川さんって意外と深く考えるよな！｣
緑川｢Aさんならちゃんと気持ち返してくれるよ！｣
米屋｢そんな悩むの太刀川さんらしくないっすよ！｣
出水｢頑張って下さい、太刀川さん！｣
太刀川｢…そうか。…ありがとう。｣
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嶺真(プロフ) - ささくれさん» ブックマークありがとうございます！これからも頑張りますので応援よろしくお願いします！ (2018年4月2日 16時) (
レス) id: ba7426255f (このIDを非表示/違反報告)
ささくれ - 親からの制限でお気に入り登録は出来ないけど、ブックマーク付けましたwこれからも応援してます！ (2018年3月24日 8時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
嶺真(プロフ) - 衡機さん» コメントありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年1月20日 16時) (レス) id: ba7426255f (このIDを非表示/違反報告)
嶺真(プロフ) - ぐらにゅー糖さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます！ (2018年1月20日 16時) (レス) id: ba7426255f (このIDを非表示/違反報告)
衡機 - さ、ささささ最高です！めっちゃ応援してます！頑張ってください！( ;ﾟ皿ﾟ)ﾉｼ (2018年1月18日 15時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2018年1月7日 15時
