B40 ページ44
エディ「……バカがうるさいよ」
彼が握り締めているシャベルの先端が
微かに震えている。
麻袋の被り物の覗き穴からは、緑色の瞳が見開かれていた。
エディ「お前は無視でいいよ、いらないし。
＿＿ボクが欲しいのはレイチェルとAなんだ」
「ふふふっ」っと、
この状況でなければ愛らしく聞こえるであろう笑い声を漏らしたエディは
その場でピョンッと飛び跳ねて見せた。
エディ「レイチェル、A……美しい石のふたで
永遠に閉じ込めてあげるよ！」
麻袋の被り物が怪しく歪んだ瞬間、フロアがビリリと悲鳴をあげた。
彼らをまたも、暗闇が襲ったのだ。
近くにいるはずの彼ら自身、お互いが確認出来ずじまいなのだから、
この状況でエディを見失わないのは不可能というものだろう。
ザ「……あぁ！
くっそ、またかよ！」
「勘弁して欲しいよね〜」
アイザックが口を尖らせてイラついている姿が
声色から鮮明に想像が出来たAは
やはり、こんな状況おも楽しんでいるようだった。
レイチェルは何も言わず、立ち尽くしていた。
不意に前方から、「ふふふっ」っとエディの声が聞こえた。
その瞬間、耳元で風を切る音とほぼ同時に
ガシャンッ!!!!!
っと、声がしていた方向で
お決まりの＿＿硬い物が砕けるような＿＿音が聞こえた。
こんなに素早く移動し、反撃ができるのは
アイザックしかいない。
きっと彼の仕業だろう。
ザ「……見えねぇんだよ！」
やはり彼であった。
笑い声がしていた方角から、
さっきまで近くにあったはずの彼の声が聞こえる。
＿＿……チョロチョロしないで、
邪魔だよ、お前
＿＿ボクはレイチェルとAを
殺してあげないといけないんだから！
そして、今度は前方右側から笑い声。
その場所で何かが砕ける激しい金属音。
さっきの音源をそのまま聞いているかのような…
そうAは感じていた。
＿＿わぁ、危ない！
ノーコンは危険だよぉ！
そして、また笑い声。
今回は場所を特定出来ず、フロア全体に響いているようだった。
ザ「……おい、レイ！A！
お前ら、先に行け！」
「……へ？」
突然の命令に、
傍観者として聞き入っていたAは間の抜けた声を漏らした。
隣の方からも息を呑む音が聞こえる。
暗闇のため見えなかったが、
レイチェルも傍観者として振舞っていたのだろう。
少々驚いた様子だった。(あくまで推測だが)
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あめしこう(プロフ) - rin812rinさん» そうなんですか？ゲーム実況のほうで少しだけ拝見した事がありますが、知りませんでした！可愛いですよね〜 (2017年3月4日 15時) (
レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
rin812rin(プロフ) - 喋り方が、絶対絶望少女のモナカちゃんみたいですね (2017年2月27日 17時) (レス) id: f36f1c6b4b (このIDを非表示/違反報告)
あめしこう(プロフ) - 桜音@さん» おぉ！ありがとうございます！俺も実況でしって、その後は自分で進めた後に実況見てました！いいですよね〜!! (2016年8月26日 16時) (レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - ザックかっこいいーっ！とある実況者の動画を見て殺天大好きになりました！wこれからも応援してます！ (2016年8月26日 7時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
あめしこう(プロフ) - 桃華（とうか）ですです。さん» もっと殺戮ファンが増えてくれることを祈りながら書かせていただいておりますっ！ありがとうございます＾＾ (2016年8月12日 15時) (レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめしこう | 作成日時：2016年4月1日 10時
