B37 ページ41
第二墓場の下方向に存在する扉は
アイザックとレイチェルの手を引くAによって
存外簡単に開かれた。
扉を開くと一本の廊下が奥へと続いているのが見える。
＿＿エディは、この奥にいるのか。
ここまで来たところで、
Aは二人の腕を離した。
「三人並ぶとちょっとキツイ廊下だねｗ」
ザ「そう思うならお前が後ろにいけ！
狭ぇんだよ！」
レ「……奥へ行こう」
それぞれの感想を口に出しながら
一つ目の曲がり角を曲がった時
向かって右側の壁に紙が貼られているのが見えた。
レイチェルがその紙を調べる。
レ「電源室……」
「電源室？そのわりには、
まだ土のにおいがするけどね」
眉を顰(ひそ)めながらAは呟いた。
レイチェルもAと同じ事を思ったのか、
自身の鼻に手を添える。
そんな二人の反応を見て、
アイザックは二,三歩前に出て正面を見据えた。
ザ「あぁ？
まだ墓があんのかぁ？」
声からして、彼も不振に思っているようだ。
顔だけを振り返らせて
Aとレイチェルを交互に見る。
ザ「おい、空いてる穴があっても
入んじゃねぇーぞ」
「……だってさ？レイチェル？」
レ「ジサツはしないって言った」
「だよねぇ〜」
Aはレイチェルと並んで
「人の話を聞いていましたかぁ〜??」とでも言いたげな
表情を浮かべてアイザックを見た。
アイザックも腹が立ったらしく、
目を堅く瞑って大声を張り上げる。
ザ「へぇへぇ、そうだったな」
「ふふっあははははっ」
目を開いてレイチェルを真っ直ぐ見ると
またも口を開いた。
ザ「とにかくよ、こんな土くせぇ所に
長居する気はねぇし、行くぞ！」
そう言うと、彼は二人の返事も待つ事無く、
廊下の奥へと突き進んで行ってしまった。
レイチェルもAも
口をポカンと開けてアイザックの背を見送る。
はっとしたレイチェルが「……あ、待って」と漏らした頃には
すでにアイザックの姿は確認できなくなっていた。
「……まぁ、自分のペースで追いつこうよ。ね？＾＾」
レ「……うん。そうだね」
Aの前向きな言葉に
レイチェルも深く、ゆっくりと頷き、歩き出す。
しばらく二人で真っ直ぐな廊下を歩き、突き当たった曲がり角を曲がると
正面を向き、直立しているアイザックの背に突き当たった。
彼は何かを見据えているようだが、彼より背の低い彼女らには
正面で何が起こっているか理解できなかった。
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あめしこう(プロフ) - rin812rinさん» そうなんですか？ゲーム実況のほうで少しだけ拝見した事がありますが、知りませんでした！可愛いですよね〜 (2017年3月4日 15時) (
レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
rin812rin(プロフ) - 喋り方が、絶対絶望少女のモナカちゃんみたいですね (2017年2月27日 17時) (レス) id: f36f1c6b4b (このIDを非表示/違反報告)
あめしこう(プロフ) - 桜音@さん» おぉ！ありがとうございます！俺も実況でしって、その後は自分で進めた後に実況見てました！いいですよね〜!! (2016年8月26日 16時) (レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - ザックかっこいいーっ！とある実況者の動画を見て殺天大好きになりました！wこれからも応援してます！ (2016年8月26日 7時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
あめしこう(プロフ) - 桃華（とうか）ですです。さん» もっと殺戮ファンが増えてくれることを祈りながら書かせていただいておりますっ！ありがとうございます＾＾ (2016年8月12日 15時) (レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめしこう | 作成日時：2016年4月1日 10時
