B33 ページ37
レ「……！」
「おや、この声って…」
エディ「……あぁ、耳ざわりなのが来た」
アイザックの声が聞こえた途端に
(麻袋の被り物をしているものの)機嫌が急激に悪くなった。
声のトーンも下がる。
そして、麻袋から見開いた緑色の目を覗かせて
こう言った。
エディ「ねぇ、選びなよ？
あいつに殺されるか、
−−僕に殺されるか」
レ「……」
レイチェルは背後の壁に向けていた視線を
エディへと戻す。
Aは已然、沈黙のまま。
エディ「大好きなレイチェル。
美しいA。
きっと、素敵に眠らせてあげる……」
レ「……」
ドンドンッ!!!
背後の壁が強く叩かれる。
アイザックの仕業だろう。
ザ「−−テメェの美学っていうのも
ずいぶん雑だなぁ、おい！
そいつをつまんねぇ顔のまま
殺すってか？
バカか、お前！」
エディ「あぁうるさいな。
ボクは今、レイチェルとAと
お話しているんだよ」
アイザックの挑発にまんまと乗るように
エディは声を荒げた。
殺人鬼同士の言い争いでなければ、
小学生、中学生ぐらいの子供同士の喧嘩のようだとも
思える程度のレベルだが…。
アイザックはエディの言葉を無視するかたちで
言葉を続けた。
ザ「−−おい、聞こえるか！
−−墓堀り野郎じゃねぇ！
てめぇらだよ、てめぇら！」
レ「！……私…たち？」
「そうみたいｗ」
ザ「−−そうだよ！」
レイチェルとAの返答を後押しするように
アイザックの声が響く。
ザ「−−おい！
−−てめぇら勝手に殺されようなんざ
思うんじゃねぇぞ！」
壁を叩く音が一層大きくなる。
この時点でAはアイザックがしようとしていることが
手にとるように理解できた。
単純な彼のことだから、きっと……と。
ザ「−−このビルには、お前らを殺したい奴が
たくさんいるんだよ！
−−でも、絶対に俺がお前らを殺してやる！
…………。
−−神に、誓ってな！」
アイザックがそう叫ぶとともに、
Aの脳内に
チリン…
と音が再生される。
どうやら、
レイチェルも同じようだ。
レ「……！
神、様に……？」
レイチェルは目を見開いて驚いた。
Aは相変わらず。
アイザックは続ける。
ザ「−−あぁ、そうだよ！
−−だから、俺以外に殺されんじゃねぇぞ！」
またも
チリン…
という音。
レ「……」
レ「……わかった」
レイチェルは静かに頷いた。
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あめしこう(プロフ) - rin812rinさん» そうなんですか？ゲーム実況のほうで少しだけ拝見した事がありますが、知りませんでした！可愛いですよね〜 (2017年3月4日 15時) (
レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
rin812rin(プロフ) - 喋り方が、絶対絶望少女のモナカちゃんみたいですね (2017年2月27日 17時) (レス) id: f36f1c6b4b (このIDを非表示/違反報告)
あめしこう(プロフ) - 桜音@さん» おぉ！ありがとうございます！俺も実況でしって、その後は自分で進めた後に実況見てました！いいですよね〜!! (2016年8月26日 16時) (レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - ザックかっこいいーっ！とある実況者の動画を見て殺天大好きになりました！wこれからも応援してます！ (2016年8月26日 7時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
あめしこう(プロフ) - 桃華（とうか）ですです。さん» もっと殺戮ファンが増えてくれることを祈りながら書かせていただいておりますっ！ありがとうございます＾＾ (2016年8月12日 15時) (レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめしこう | 作成日時：2016年4月1日 10時
