真実という名の光を追って・・・～Kei.I～ (ページ3)

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光を追って・・・２ページ3

姉ちゃんの必死の説得の上、なんとか親戚一同の了承を得た。

確か、この日はすぐに家に帰ったと思う。

家に帰ってしばらくすると、姉ちゃんが

A「慧、お腹空いてない？お姉ちゃん、目玉焼きくらいなら作れるよ(笑)」

慧「姉ちゃん、それじゃあ朝ごはんだよ・・・(笑)」

A「なっ！！何を～！！よーし見てろ！！世界一美味しい目玉焼き作ってやるー！！」

姉ちゃんはいつでもそうだった。

自分も辛いはずなのに、いつも明るく振舞ってくれて・・・

A「あーっ！！」

慧「ど、どうしたの？」

A「焦げたー泣」

慧「やっぱりー」

『いただきまーす！！』

慧「姉ちゃん、やっぱり苦い・・・(笑)」

A「ごめーん・・・これからは、もっと上手く作れるように練習します・・・」

『ごちそう様ー！！』

A「慧ー、お姉ちゃんお皿洗ってる間、テレビ観てて！！洗い終わったらお風呂だからねー」

慧「はーい！！」

A「慧ー？お皿洗い終わったよ～って・・・。あらま(笑)寝ちゃったのね

「・・・じゃ、私は勉強しないと・・・」

幼い頃の俺は、ウトウトしながら・・・

そんな姉ちゃんの独り言を聞いていた・・・。