真実という名の光を追って・・・～Kei.I～ (ページ1)

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光を追って・・・０ページ1

２年前。

＿＿＿２０１３年１２月８日＿＿＿

慧「姉ちゃーん！！誕生日オメデトー！！」

A「ありがとう。でもね、お姉ちゃん今生まれたよ？(笑)」

慧「あれ？１分早かった？」

A「ううん。３秒早かった。」←

慧「マジかー(泣)」

A「慧はせっかちだね。」

慧「だってー・・・早く姉ちゃんのお祝いをしたかったんだもん！！」

A「嬉しい事言ってくれるなー♪でも、お姉ちゃんのお財布から野口英世や樋口一葉なんかは出て来ませんよー(笑)」←

慧「ちぇー。姉ちゃんのケチー(笑)」←

A「なんだとー(笑)」

そう。２年前の１２月８日は・・・姉ちゃんの誕生日でもあり、命日・・・でもある。

姉ちゃんと俺は４つ差。

当時の姉ちゃんは高校２年生、俺は中学校１年生だった。

姉ちゃんが生まれたのは、午前６時２２分。

そして・・・姉ちゃんが死んだのも、６時２２分。

学校の帰り道、電車が来ると同時に、線路に飛び出したという。

警察は自殺と見て、捜査を終えた。

これから俺が語るのは、２年前・・・姉ちゃんが死ぬまでの俺らの日常と、姉ちゃんが自分の日記に書いてあったこと、俺が真実の光を探し、やっとたどり着いた・・・あの時の事件の真相である。

【一体誰が、姉ちゃんを自殺にまで追い込んだんだ・・・？】