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第十六話 ページ16
パンッと手を叩いて森岡先生が話し始める。
「さて、団体戦出場も無事決まったことだし、諸君もより一層練習に励みたいと思う。
じゃが、知っての通りわしは腰を痛めておって弓が引けん。そこで、我が校専属コーチをする事にした。」
「おぉ・・・」
コーチ？
面倒じゃないヤツがいいな・・・と弓雅は考える。
「入ってきて良いぞい！」
ガラッと扉が開き、一人の男性が入ってくる。
『は・・・』
涼やかな目元と高い鼻梁、上背があり、均整のとれた恵まれた体躯の持ち主だ。そして、弓雅と同じコバルトブルーの髪と瞳。
「マサさん/雅貴！」
3人の声が重なる。
海斗と湊、そして弓雅の声だ。
3人はお互い、驚いたように顔を見合わせた。
その様子を見てマサさん、雅貴と呼ばれた男性はフッと笑った。
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作者名：カル | 作成日時：2023年3月12日 22時
