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三十四頁と作者挨拶 ページ36

皆様お久しぶりです。鈴鶴です。覚えている方はいらっしゃるでしょうか?

長らく作品を放置してしまい本当に申し訳ございません。

また少しづつですが更新していきたいと思います。

恐らくこの作品は続編へ続います。こんな私でもまだ応援して下さると嬉しいです。

宜しくお願いします!!

.....................

前回までのあらすじ。

自×を図った伊藤A。そしたらなんと文ストの世界へトリップしてしまった!


あぁだこうだしている内に秋吉理香子という同じ境遇の異能者に帰り方を教えてもらい、帰るか悩んでいる内に太宰治に恋してしまう。


突如消えた秋吉を聞こうと裏社会に近付いたら捕えられ、貰った髪飾りが太宰の元へ届けられた。数滴の血痕と共に。

..................



はんばひったくる形で髪飾りを取り上げ観察する。

確かに私があげた髪飾りだ。
彼女に似合うと思って、喜ぶ顔が見たくて...



『太宰さんっ!!』




「太宰さん!!!」



探偵社を飛び出そうとする私の前に立ちはだかる敦くん。

そんな彼に私は無性に腹が立った。

腹から煮えくり返るような憎悪を僅かに残る理性で押さえつけた。


震える唇で言葉を紡ぐ。



「どいてくれ敦くん」



「単身で乗り込むつもりですか!?太宰さんらしくありません!ちゃんと話し合いをして_」



「敦くん!!!」



声を荒らげるとびくっと震える彼は目を見開いた。



「らしくないのは...私だってわかっている」



手に血が滲むんじゃないかというくらい拳を握り、虚しく微笑む。



「わかっているんだ」



ありがとうと感謝を込めて肩を叩き、探偵社を出る。



「太宰さん!!」



「やめておけ敦、言うだけ無駄だ」



「っ...」



わかっている。
私らしくない。
感情に振り回されて、一人の少女のために走って。

ああでも、彼女の苦しむ顔は見たくないなぁ。


彼女の為なら私は嫌いな奴の元へ走っていける。
単身だろうが乗り込める。



自分はこんなに足が遅かったのかと苛立つ。



私は......




不釣り合いにも思わず叫びたかった。




「帰らないでくれ」



傍にいれくれって。




ずっと、ずっと傍に、帰らないで、笑いあっていたいんだ。



ビルの前に立つ。



そこには今にも殴りかかりたい奴がニンマリ顔で立っていた。



「よォ太宰」



遅かったな、と中也は蔑むように口に孤を描いた。



............
語彙力!!!消えてる!!!カムバック!!!!!!語彙力!!!

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羅尓 - 久しぶりに涙が出ました。 (2021年7月26日 12時) (レス) id: 9b89cbfb6e (このIDを非表示/違反報告)
たまり - 私も名古屋です!(誰得)お話すごく好きです。応援してます! (2018年7月25日 16時) (レス) id: 7ebfe7ebc4 (このIDを非表示/違反報告)
はねこ(プロフ) - キャラがはっきりしていてとても面白いです。シリアスなテンションの話なのに不思議とサクサク読めました。これからも頑張って下さい! (2018年3月27日 22時) (レス) id: 4e46b846c9 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 名古屋の方なんですね!私も名古屋人なんですよ!←で?   凄く面白いです!頑張ってください (2017年12月28日 13時) (レス) id: 619380b1ab (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 読んでいて凄くワクワクしました!凄く面白かったです、早く続きが見たくて仕方ないです。更新楽しみにしてます(*'v'*) (2017年10月11日 12時) (レス) id: 80af1d3c01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴鶴@メガネ=本体 | 作成日時:2016年7月26日 22時

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