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第9夜 ~見えない鎖~ ページ10

静まり返った状況に三人、その沈黙を破ったのはアラジンだった



アラ「やあ!おねえさん。また会ったね。……Aおねえさんだよね?」



いきなり話を振られて多少ビクッとしたものの、すぐに何時もの如く無表情に戻り

答えた


『うん、久しぶりだね。アラジン』


その言葉を聞き、首を傾げるアラジン


アラ「あれ、僕Aおねえさんに名前教えたっけ?」


『あの金髪の人が言ってたから……』


そうなのかい、と一言返事を返すとアラジンはモルジアナを笑わせようとしているのか、顔を

引っ張ったりしていた。…しかし、モルジアナは不機嫌そうにムスーンとした表情をしている。

その後アラジンはターバンを使い、ジャミルのマネをしたところモルジアナの表情が緩んだ気が

したのは、彼女も同じだった。 アラジンとモルジアナは暗黒大陸について話出すと、アラジンは

モルジアナにつれていって欲しいと言った__が


モル「それは…無理です…」


アラ「どうして?」


アラジンがそう尋ねると、モルジアナは自分がジャリーヤだから逃げられないと言った。アラジン

も負けじと言った、鎖を切れば二本の足で故郷まで行けると…。


モル「あなたは何もわかっていない。鎖を切ったぐらいでは領主様からは逃げられない。

あの人は怖い人…、絶対に逃げることなどできない…」


その後、アラジンとモルジアナのできる、できないの押し問答が続き、ついにモルジアナが

大声で怒鳴った


モル「なんでも!!できないものは、できないんですっ!!」


暫くの沈黙の後、またしても沈黙を破ったのはアラジンだった


アラ「でも僕は……、逃げられると思うけどな………おねえさんにそこまで言わせる見えない鎖を、

領主様が持っているんだね……」


知ったようなことを…、ボソリと呟いたモルジアナの声が彼女にはやたらと大きく聞こえた

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爽やか会社員 - 終わるなんて、ぐすん、そぉんな。 (2020年8月14日 22時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
みるる - エンジェルさん» おひさささ('∀'●)受験やらなんやら頑張ってました(( (2015年3月25日 0時) (携帯から) (レス) id: 9042a19f34 (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - みるるさん» そうだよ!悪いかwwwあけおめwww (2015年1月11日 15時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)
みるる - エンジェルさん» あけおめんめんことよろんろん!← ネットだけかwwリアルではコミュしょーとか?ww (2015年1月7日 15時) (携帯から) (レス) id: 9042a19f34 (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - みるるさん» ネットだけだけどな!www (2014年11月24日 17時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エンジェル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/  
作成日時:2014年8月13日 3時

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