第26夜 ~作戦会議~ ページ29
シン「じゃあ全員で、作戦会議だ………。任せたぞ、ジャーファル!」
ジャ「はい………では国軍や、市民から集めた盗賊団の活動傾向をお伝えします」
少々納得のいかない顔をしていたものの、仕事となるとすぐに説明をし始めた。
ジャーファルは、一つずつ丁寧に話し出す。全部で三つのことがわかった。まず、一つ目。
『霧の団』が動くのは霧深い夜であること。バルバッドは海と丘があるため霧が発生するのだ。
二つ目。彼らの狙いは、国の倉庫や金持ちの屋敷であること。十数人の小ユニットで動き、
多くても百人未満で、『金品』・『食料』・『武器』を奪い去っていく。
そして三つ目。不思議なことに、彼らは毎回警備の裏をかき、国軍の手が薄い所を狙うらしい。
内部から……つまり国軍から情報がもれている可能性があると考えられる
ジャ「さらに厄介なことに、市民の多くが彼らに協力的です。街に逃げこまれたら見つけ
られません」
アラ「『盗賊』なのに、街の人が協力するの?」
素直に疑問をジャーファルに投げかけた。ジャーファルはその理由を説明する。
ジャ「はい。彼らは奪った金品を貧しい市民に分け与えるので、『義賊』と呼ばれ人気があり
ます。中でも最近人気なのは……『怪傑アリババ』と呼ばれるリーダー格の男だそうです」
アラジンは少し驚いたような顔をした。…些細な変化だったためよく見ていないとわからないが。
アラジンは必死にアリババではないと自分に言い聞かせているようにAには見えた
『(世間は狭い。世界は狭いっていうじゃーん。案外………さ、もしかしたら…
もしかするかもよ?大体、感付いてるでしょ。アラジ〜ン…見て見ぬ振りはダメだよ〜)』
彼女は何かを考えているような、そんな目をしていた。彼女がボヤッとしている間に
モルジアナはシンドバットに質問をしていた。国民が支持している人を捕まえるのは正しい
のか、と。
シン「……゙俺ば正しいと思っている。『霧の団』は義賊と呼ばれる。まあ゙義゙のために
動く盗賊ってことだ。そして実際に彼らは国庫から奪った金を市民にばらまき支持を得ている。
だが俺は考える。それは盗賊行為を正当化するための行動では?……とかね。…まあ、そんな
具合に俺は自分で、自分の頭で考えて、正しいと思える答えを出した」
シンドバットはあくまで自分の考えを話した
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爽やか会社員 - 終わるなんて、ぐすん、そぉんな。 (2020年8月14日 22時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
みるる - エンジェルさん» おひさささ('∀'●)受験やらなんやら頑張ってました(( (2015年3月25日 0時) (携帯から) (レス) id: 9042a19f34 (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - みるるさん» そうだよ!悪いかwwwあけおめwww (2015年1月11日 15時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)
みるる - エンジェルさん» あけおめんめんことよろんろん!← ネットだけかwwリアルではコミュしょーとか?ww (2015年1月7日 15時) (携帯から) (レス) id: 9042a19f34 (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - みるるさん» ネットだけだけどな!www (2014年11月24日 17時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エンジェル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時:2014年8月13日 3時