第2夜 ~謎だらけの少女~ ページ3
ブー「ハッハッハッ、わかっておるではないか運転手よ」
またもや体を揺らし、醜く笑うブーデル
その側で膝を抱えしゃがみ込んでいるアラジンを少し可哀相に思い、
彼女はアラジンに話しかけた__これも気まぐれではあるが
『ねえ、君』
突然話しかけられたアラジンは少し驚いていたが、鈴のなるような声を聞き、彼女を
女性と判断したようだ
アラ「なんだい?お姉さん、僕に何かようかい?」
マントと黒いフードを纏っていても、彼女は女、アラジンは声以外にも女性特有の
胸の膨らみに目を引かれ目を輝かせていた
『・・・林檎、食べたいの?』
そんなことに気付くハズもなく、アラジンに質問を投げかけた彼女
アラ「うん!食べたかったけどお姉さんと話せたからそれだけでも満足さ!」
まさかの回答に少し驚いた彼女だったが、すぐにポーカーフェースに戻った
『・・・ありがと。よかったらこれあげる』
そう言ってアラジンに手渡したのは朱く熟れた林檎だった
アラ「いいのかい?」
ビックリしているが嬉しそうな表情でアラジンは彼女を見上げる
『うん・・・』
アラ「ありがとうお姉さん!」
そう言ってニッコリと可愛いらしく微笑んだアラジンに、やはりまだ子供なんだなと
彼女に認識させた
それから暫くすると、事件が起こった
どうやらアラジンは女性の胸・・・というか大きな胸、俗にいう巨乳好きのようで
ブーデルの胸を揉み、男なのに胸があると指摘した所、本人も気にしていたようで
ワナワナと震えアリババを蹴飛ばしていた
__そして休憩で近くの水辺に寄ったときアリババとアラジンが話して居たので
彼女も言ってみることにした
アリ「馬鹿野郎!!」
ちょうどアリババがアラジンを掴み上げている所だった。アラジンも身長差故に
抵抗できず、足をパタパタと動かしているだけであった
アリ「てめー・・・このクソガキが・・・、あの人を誰だと思ってんだ・・・。
かの有名な、ブドウ酒造の大豪農ブーデル様だぞ・・・お゙?」
『その辺にしてあげて__』
アリ「!!」
突然話し掛けられビクリと肩が動いたアリババだったが直ぐに振り返った
アリ「あんた誰だよ!」
ふぅ、と小さく溜息を着くと落ち着いた声色で話し出す彼女
『お客様の顔ぐらい覚えてほしーんだけどね』
アリ「覚えるも何もフードで顔見えねーだろーが!」
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爽やか会社員 - 終わるなんて、ぐすん、そぉんな。 (2020年8月14日 22時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
みるる - エンジェルさん» おひさささ('∀'●)受験やらなんやら頑張ってました(( (2015年3月25日 0時) (携帯から) (レス) id: 9042a19f34 (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - みるるさん» そうだよ!悪いかwwwあけおめwww (2015年1月11日 15時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)
みるる - エンジェルさん» あけおめんめんことよろんろん!← ネットだけかwwリアルではコミュしょーとか?ww (2015年1月7日 15時) (携帯から) (レス) id: 9042a19f34 (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - みるるさん» ネットだけだけどな!www (2014年11月24日 17時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エンジェル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時:2014年8月13日 3時