第13夜 ~創世の魔法使いマギ~ ページ14
アラジンの杖にだんだんルフが集まり、それは、やがてかなりの大きさの渦となった。
それを見たジャミルは興奮したかの様に顔を紅潮させる
ジャ「ルフたちの使役……やはり君が『マギ』なんだね!!?」
ジャミルはモルジアナをアラジンと戦わせようとしていた、ジャリーヤこそが゙自分の力゙だ、
アラジンと戦い、強さを見せつけろと
ジャ「『マギ』よ……君がいけないんだよ?なかなか僕を認めようとしないから。君はモルジアナに
勝てない……。なぜなら、モルジアナばあの゙伝説の戦闘民族……『ファナリス』の末裔
なんだからね!!!」
そのようなことを言われても、アラジンは表情一つ動かさずに杖を構えていた
『(まだ世間知らずだったとしても、あの迫力に怯えないのはすごい)』
普通の子供なら喚いて逃げるだろう。大人でも怯える程の迫力をモルジアナは放っていた、
それに臆しなかったアラジンを彼女は心の中で讃えていた。
ジャミルは、ファナリスがどれほどの力量なのかを語り、ライオンの腹をも一撃でつらぬく
地上最強の猛獣と言った
ジャ「さあ!!『マギ』よ!!君もあわれなライオンになりたくなければっ……」
アラジンの杖に光が集う
ジャ「大人しく……僕の軍門に!!」
アラジンが集めた大きな光は、地面を雷(イカズチ)の様に走り、モルジアナを柱に
縛りつけて拘束した
アラ「ごめんねおねえさん。少しだけそこにいて」
そのままアラジンはジャミルの元へ歩いていくとピタッと止まり、笛を返してほしいと
ジャミルに手を伸ばした。当然゙自分の力゙であるジャリーヤのモルジアナを封じ込んだアラジンに
反抗する術もなく、大人しく笛を渡した。そのままアラジンがアリババの方へ歩き出すと__
ジャ「待ってくれ!!話が違うじゃないか!!」
ジャミルは言った、自分を王にしてくれるのだろうと、ずっとアラジンに選ばれる今日という日を
待ち望み、チーシャンを一大迷宮都市に栄えさせたのは自分だと。そして自分に言い聞かせるかの
ように言う
ジャ「そうだ、僕はすごい。僕はえらい。僕はできる男だ!だから僕を……王様に!!!」
アラジンは振り返ると、自分にはなんのことかわからない、でもおにいさんのことは
そんな大した人じゃないと思う__冷めたような目でそう言い切り、そしてアラジンは
アリババの方へ歩きだした
第14夜 ~礼節と厳格から作られしジン~→←第12夜 ~脳裏に焼き付いた記憶~
52人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
爽やか会社員 - 終わるなんて、ぐすん、そぉんな。 (2020年8月14日 22時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
みるる - エンジェルさん» おひさささ('∀'●)受験やらなんやら頑張ってました(( (2015年3月25日 0時) (携帯から) (レス) id: 9042a19f34 (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - みるるさん» そうだよ!悪いかwwwあけおめwww (2015年1月11日 15時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)
みるる - エンジェルさん» あけおめんめんことよろんろん!← ネットだけかwwリアルではコミュしょーとか?ww (2015年1月7日 15時) (携帯から) (レス) id: 9042a19f34 (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - みるるさん» ネットだけだけどな!www (2014年11月24日 17時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:エンジェル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時:2014年8月13日 3時